兵庫県立西宮北高校での特別授業&図書委員会に道頓堀川水質調査!

兵庫県立西宮北高等学校で特別授業!

本日は、兵庫県立西宮北高等学校で特別授業を行ってきましたので、
その様子から紹介します。
これは、兵庫県教育委員会から、
当校の特別非常勤講師の委嘱状を頂いて実施しております。
特別授業の先生として出張をしたのは、
すくろーす先生とバッテン先生です。

今回は、高校2年生の生徒さん達に、化学やバイオが身近にあることや、
その楽しさについて知ってもらうために、講義と実験を行いました。

特別授業は、2クラスの生徒さん、計54名の方を対象に実施しました。
下の写真は、身近な化学に関する講義の様子です。

そして、こちらは実験の様子です。
色の変化に生徒さん達も驚いておられました。

実は、西宮北高校には、昨年度も数回伺い、
このような特別授業を行っています。
以下は、その時のブログです。
 平成26年 1月17日:http://d.hatena.ne.jp/bunseki/20140117
 平成26年 1月31日:http://d.hatena.ne.jp/bunseki/20140131

このように我々教員が、高校や中学校へ出張をしたり、
逆に生徒さん達に本校までお越し頂いて、実験や講義を行うことは
珍しくありません。
他にも、兵庫県西脇工業高校の出張実験会などは、
毎年のように依頼を受けて7年目となり、
今年度も2回実施しています。
その時のブログは、こちらをご覧下さい。
 1日目:http://d.hatena.ne.jp/bunseki/20140528
 2日目:http://d.hatena.ne.jp/bunseki/20140611

最近は、理科離れも進んでいるとも言われていますが、
このような実験会を通して、日本で唯一の化学を専門として教える学校として、
化学やバイオってスゴい、面白い、意外と身近にあるんだな、
というようなことを少しでも伝えていきたいという想いで行っています。

今日の特別授業後に書いて頂いたアンケートの感想には、
たくさんのコメントを頂きました。

一部を抜粋して紹介すると、生徒さん達からは、
「実験となると、少し固いイメージがありましたが、
 身近なもので身近な発見があり、化学の偉大さを知りました。」
「不思議なものが多く、実験が成功したときには、感動しました。」
「どちらの反応もきれいで感動しました。今回の実験で化学に対して
 親しみを感じました。日頃の授業にも親しみを感じて受けれそうです。」

と、化学に対する意識が変わり、感動した、楽しかったというコメントで、
本当に嬉しく思いました。

また、先生方からも、
「ありがとうございました。生徒たちは1年間の実験の中で
 1番良い表情をしていたと思います。」
「化学を身近に感じることが出来て良かったです。
 色が変わるのが1番分かりやすく、
 生徒たちも楽しんでいて、有意義な時間だったと思います。
 お話が上手なので、生徒たちも退屈な様子も見せず、
 目の前で行われる説明を渡しも一緒に理解することが出来ました。」

と、コメントを頂きました。

西宮北高校のホームページにもあるブログでは、
早速、今日の実験の様子を校長先生が紹介して下さっています。
こちらが、そのブログです。
 https://www2.hyogo-c.ed.jp/weblog2/nishikita-hs/

実際に特別授業を行ったすくろーす先生も、
生徒さん達が楽しんで下さったことに安堵していましたが、
それ以上に、授業中の聞く姿勢や、実験に取り組む姿、
そして、挨拶の声の大きさと元気良さにも感動したとのことでした。

また、この特別授業では、西宮北高校から本校へ入学している先輩で、
本校の有機テクノロジー学科2年のHくんから
後輩へ向けた動画メッセージも流しました。
このメッセージも、生徒さんだけでなく、校長先生を始めとする先生方にも
大変喜んで頂けました。

Hくんは、この3月で卒業しますが、4月からは富山大学
3年次へ編入学をして、さらに勉強と研究を行います。
下の写真は、編入学試験に合格した時の様子です。
写真中央がHくんです。

Hくんは、新たなエネルギー技術開発に携われるような研究をしたいという
夢を持っています。一足先に夢を叶え、次の夢に向かって新たなスタートを
切ろうとしている先輩の姿を頼もしく感じて頂けたようでした。

Hくんが合格したことを紹介したブログは、こちらです。
 http://d.hatena.ne.jp/bunseki/20140715

西宮北高校のみなさん、それぞれの夢に向かって、
これからの学校生活を送って下さい。
今日は、ありがとうございました。

図書委員会も委員長から後輩へ引き継ぎ中!

さて、ここからは校内の様子です。
まずは図書委員会の学生が、
2年生から1年生に引き継ぎを行っていました。

と、ここで登場するのが、
先程も登場した有機テクノロジー学科のHくんです。
実は、Hくん、図書委員会の委員長でもあるのです。
写真の左端が私で、順に2年生のHくん、
1年生のAくんとHくんです。

委員長のHくんは、1年生の頃から図書委員としても
積極的に活動してきました。
特に、図書やパソコンを設置しているコミュニケーションルームを
気持ちよく学生に使ってもらいたいと、図書の整理や管理、
パソコンの管理を他の委員の学生と共に、コツコツと行っていました。

その委員長の大役も終え、次の年度に向けて、
データの引き継ぎなどを行っており、
その報告に私、ぽてとのところに来ていました。

引き継ぎを受けて、一緒に来た1年生のAくんとHくんは、
次年度も図書委員として活動したいという気持ちを持っており、
さらにAくんは、次期委員長としても頑張りたいと、
今から気合十分な様子でした。

そのような後輩に引き継ぎをしている2年生のHくんも、
無事に終えられたことに達成感を感じている様子でした。
また、自分と同じような熱い想いを持って取り組んでくれる後輩に
引き継げたことで、喜んでいる様にも感じました。

道頓堀川水質調査のサンプリング

今日は、もう1つの課外活動でもある環境委員会の行っている、
道頓堀川水質調査のサンプリング日でした。

こちらは、サンプリングをしている様子です。

この環境委員会について、簡単に説明をすると、
活動内容としては、学校前の公園清掃のボランティア活動や
環境関連施設見学の企画・運営、空き缶のプルタブや
ペットボトルの蓋の回収など、
いろいろ行っています。

その中でも、代表する活動として、
この『道頓堀川水質調査』があります。
具体的には、年4回、大阪の中心を流れる道頓堀川
3地点から川の水を採取し、
学生達が分析を行っています。

道頓堀川と言えば、ご存知の方も多いと思いますが、
阪神タイガースが優勝したときなどには、
飛び込むファンがいることでも有名となっている川で、
最近では、道頓堀川にプールを設置しようと
されていることでも取り上げられる機会が増えています。

この水質調査は、10年間続けて行っており、
その分析結果は、すべてこちらの本校の
ホームページで紹介しています。
http://www.bunseki.ac.jp/dotonbori.html

そのため、外部の方からも大変注目を頂いており、
各メディアからの問合せも度々頂きます。
一昨日のブログでも紹介しましたが、
昨日は関東地方のニュース番組でも
取り上げて頂いたようです。

その他にも、今年度は、「YAHOO!ニュース」などにも
取り上げられ、注目度の高い水質調査でもあります。
実際の記事は、こちらからご覧下さい。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141021-00000015-wordleaf-soci&p=2

そして、今回は、今年度最後の4回目の水質調査です。
つまり、卒業を控えた学生にとっては、最後となる水質調査で、
1年生にとっては、
先輩から引き継げる最後のチャンスの水質調査でもあります。

そのため、今日は1年生が主となって実験を進め、
2年生は、最後のチェックと言わんばかりに、見守りながらも
時には指示を出しながら一緒に分析をしていました。

こちらは、それぞれの実験をしている様子です。
写真中央で最初の指示をしているのは、2年生です。

下の写真では、1年生だけで実験をしています。

この写真に写っている生命バイオ分析学科1年生の
Nくんは、何度も実験をしているので、
機器の扱い方を他の1年生に教えています。

こうして、本日の実験は終了しました。
明日以降も、この結果を確認するため、水質調査は
もう少し続きます。

しかし、今日がそれぞれの分析を行うメインの日でもあったので、
分析項目ごとにいる1年生のリーダーが、終わってから集まって
反省会をしていました。

1年生は、
「もっと、動けるかと思っていましたが、
 先輩に助けてもらう場面も多く、
 まだまだ未熟だなと感じました。
 でも、次からは先輩もいなくなり、
 次の新入生に実験を教える立場にもなるので、
 今日はしっかりと反省をして、
 次に生かしたいと思います。」

と、話していました。

このように、毎年ですが、環境委員会でも、
先輩から後輩へ引き継ぎが行われています。
来年度になれば、今の1年生は、伝える立場としていろいろと
考えていくことになりますが、これも良い経験となり、
社会人となる時にも活かされると思います。

そして、この上下の繋がりも大切にして、
これまでの先輩の想いも引き継ぎ、
正確なデータを出していってもらいたいと思います。

教員としても、今後も奮闘する学生を見守りながら、
一緒に進めていきたいと思います。

By ぽてと