増える思い出と、縮まる距離〜国内研修旅行2日目〜

昨日のブログにもあるように、本校の1年生は、昨日から2泊3日の国内研修旅行に出かけています。九州の2日目、今日1日の様子をご報告しましょう。

さて、こちらは朝食風景。

疲れが出ていないかな…?ちょっと心配に思う教員をよそに、学生は朝から元気いっぱい。朝食会場にはにぎやかな笑い声が満ちていました。

こちらはとある学生のお膳の様子。なにやらお味噌汁がたくさん。。。友達の分を貰ったようですが、こんな風景も修学旅行ならでは、かもしれませんね(笑)

さて、エネルギー補給のあとは、いざ、出発です!


今日はまず、トヨタ自動車九州株式会社を見学させていただきました。まずはPR館に入りましたが、ピカピカに光る自動車が並ぶコーナーでは、皆興奮気味です。
 

そしてこちらは展示コーナー。ここでは、この企業の、環境への取り組み等について詳しく説明がなされていました。こちらでも学生は、食い入るように展示物に見入っていました。何を隠そう本校の卒業生は、トヨタ自動車生産の場においてこのような高性能で環境にやさしい素材の開発に携わっているからです。トヨタ自動車の材料開発を担当する企業様からは、毎年のように求人をいただいており、志す学生も多い分視線にも熱がこもります。
 

そして続いては工場内の見学です。こちらについては、撮影禁止のために残念ながら写真は掲載できませんが、自動車の組み立ての工程を見せていただきました。数え切れないくらい多くの部品が、多くの妥協ない工夫によって高品質の自動車を作り上げていることが感じられました。学生たちはしきりに「カッコいい」と出来上がった自動車に感嘆の声を漏らしていましたが、それを根底で支えているのは、彼らが目指しているのと同じ、化学者としての技術であることに誇りを感じている様子の学生もいました。


さて、次なる見学先は、シャボン玉石けん株式会社です。

ここでしっかりと教えていただいたのは、何よりも消費者目線の安全な製品を作りたい、という企業様の熱意です。それを強く実感させていただいたのは、工場内見学後の会社概要や理念のご説明の中。ここでは、企業の方がご説明下さいましたが、説明の途中にフッと照明が消え、下の写真のようなブラックライトに切り替えられました。

・・・と同時になにやら幻想的な光景が目の前に広がりました。
 
上の写真、どんな状況だかお分かりいただけますか?学生たちの白いシャツや、私たち教員が手にしていたコピー用紙が光っていたのです。
この光は、それらに付着している蛍光増白剤によるもの。紙には製造過程で練りこまれており、また、シャツについても元々材料として添加している場合でなくとも、それを含む洗剤で洗うとその成分が残留し、このような光を発するのだそうです。この企業ではこのような添加物を含まない石鹸作りをしていることがこだわりであり、このように身の回りに存在する添加物の存在とそれに対する色々な考え方をお話下さいました。

そしてホテルに到着!ここでも学生は元気いっぱいです。部屋に荷物を置くと、ロビーに学生たちが集まり始め、卓球を初めとした遊びに興じたり、おしゃべりをしたり、と仲を深めているようでした。
 
特に学生が喜んでいたのは極上の温泉に浸かれたこと。お世話になったのは日田温泉のホテルであったため、学生たちは硫黄の香り立ち込める温泉でしっかりと疲れを癒したようでした。(Yさん、浴衣姿が様になっています!)

ところで、この旅は頼もしい旅行会社のスタッフさんや現地のバスガイドさん、運転手さん、そして温かく迎えてくださったホテルの方たちに支えていただきここまで無事に進めることが出来ました。皆様には心から感謝申し上げます。
下の写真は私が乗車するバスをご担当いただいたバスガイドさんです。始終素敵な笑顔と親しみやすい博多弁で学生たちの旅を盛り上げてくださいました。右の写真はご用意くださった行程を示したイラストマップ。
 

記載されているのは、こんなメッセージです。
「ようこそ!よかとこ九州へ。よか思い出作りましょう☆」

実際、学生たちは九州の良さを大満喫しながら思い出をどんどん積み重ね、2日目を無事に終えることができました。


さて、明日はいよいよ最終日です。明日、彼らが手に入れる思い出とは!?明日のブログでご報告します!


byアビー


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