卒業生が応援に!

今日の夕方、本校22期卒業のUさんが、近くまで来ていたのでと、立ち寄って
下さいました。
 Uさんは、本校を卒業後、電子材料向けの化学薬品や、その他試薬の生産や
分析を行っておられる企業に入社され、今は品質保証や検査を担当されていま
す。
 今年の5月には、本校で行われた在校生と卒業生の交流会にも参加頂いてお
り、在校生に対していろいろなアドバイスをして頂きました。
 その時の様子はこちらをご覧ください。
 http://d.hatena.ne.jp/bunseki/20120519

 実は現在、Uさんの勤めておられる企業から、本校に求人を頂いており、学生
が受験をしているのです。求人のお話を頂いたのは約1カ月前のことでした。
 
社長様より、
「分析部門で人を追加したい。現在、勤めている御校の卒業生もよく頑張ってく
れているので、是非、また人を紹介して欲しい。」
とのお話を頂いていました。

 その卒業生と言うのが、今日来て頂いたUさんであり、
「今、受験中の学生さんに頑張ってもらいたくて、応援しにきました。」と、
何とも嬉しい言葉を頂きました。

 卒業生がそれぞれの企業で頑張っていることを評価され、また本校へ求人を
頂けるだけでもありがたいことですが、さらに、その卒業生までが応援に来て
下さるとは、本当に本当に、感謝です。

 卒業生が来てくれていることを聞き、本校の校長のかりめろ先生も駆けつけ、
久しぶりの再会を楽しんでおられました。

 本校では、就職活動をサポートするために、学生が指導を受けたい教員を
選び、個別に指導を受けられるということを行っています。実は、Uさんが
本校の学生であった当時も、この指導が行われていました。そして、その時
の指導担当をされていたのが、実はかりめろ先生でした。

 Uさんも和やかに会話をしながらも学生時代に面接指導を受けたことなど
を思い出し、「少し緊張しますね。」話されていましたが、就職活動におい
て、「個別に指導を受け、アドバイスを受けたことが本当に役に立ちました。」
とも話されていました。

 また、本校の講師全員で執筆し、今年の4月に出版された『分析化学の
べからず171』についても会社で読まれたとのことでした。

 この本には、実験を行う上での心構えや実験器具を取り扱う上の注意点
など、基本的なことがまとめられています。プロの分析技術者の方からも、
ブログで批評頂いている書籍です。
 その内容は、こちらでご覧下さい。
 http://ytsumura.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/171-f023.html

 Uさんからは、
「基本的なことがたくさん書いてありました。次は、応用編も作って下さい。」
と、現在、現場で実験をされている立場からの評価も頂きました。それ以外にも、
「やはり基本操作が大切です。今の学生さんには、日々の実験で器具の基本的
な取扱いをしっかりと身に付けておくことをお勧めします。」とのアドバイス
頂きました。

 最後に、こうして今日、本校まで足を運んで頂いたことにお礼を申し上げ、
卒業生から頂いた貴重なアドバイスは、また明日から学生に伝えていきたいと
思います。

By ぽてと