友達との絆を深め 〜国内研修旅行 最終日〜

国内研修旅行も3日目を迎え、最終日となりました。このブログでも連日紹介されているように、毎日たくさんの思い出をつくりながら、企業見学を通して新たな知識も得て、充実した日々を過ごしています。

 昨日から宿泊しているのは、九州の大分県、「九重」というところにある九重観光ホテルです。標高が1000メートルを超えているため、夜から降り始めたのは雪でした。そして、目覚めると外の景色は、このように真白い銀世界となっていました。

 その中、学生は朝食をしっかりと食べ、今日の行程に備えていました。3日目で、少し疲れも出てくるのではないかと心配もしていましたが、特に体調を崩す学生もおらず、今日も元気いっぱいでした。

 さて、今日最初に向かったのは、新日本製鐵株式会社の大分製鐵所です。ここでは世界最大の高炉や最新鋭の工場を見学させて頂きました。
全体にビデオで説明を受けた後、全員ヘルメットをかぶり、いざ工場内へ!

 その工場は、敷地が700万平方メートルと、とても広く、1つの街の中を進むように、バスで工場内を移動しました。そして、そこで見たのは鉄の塊が、幅5メートル、長さ40〜60メートルの鉄板へと引き延ばされていく、圧巻の製造工程でした。20メートルくらい離れた場所から見ていても、その鉄の熱さを感じ、ガン!ガン!ガン!という音と共に、あっと言う間に引き延ばされる様子を見ていると、ちょっとしたアトラクションを見ている感覚になります。
 残念ながら工場内での写真を撮ることができないため、学生の様子を写真でお伝えできませんが、工程を見終えた後に説明して下さった方と学生がハイタッチをしながら出て来た班もあったと聞きました。テンションの上がる工程であったことは、間違いないようです。
 また、説明頂いた大分製鐵所の方からは、「説明を聞く時も、しっかりとメモを取りながら聞き、目の色も違いましたね。」と、学生の姿を褒めて頂きました。そして、「しっかりと誤差の少ないデータを出せる、立派な分析者になって下さい。」と、激励も頂き、全部で約90分の見学でしたが、充実した時間を過ごすことができました。

 これで、今回の旅行で計画していた企業見学は終了しました。後は大阪へ帰るまでの腹ごしらえをして、昼からの移動に備えました。朝食が少し早かったためか、昼ごはんもしっかりと食べていました。

 そして、旅のもう1つのお楽しみとして、お土産を買いました。家族のため、いや、自分のためにと、カゴいっぱいに買い込んでいました。持ってきた自分の荷物よりも、お土産袋の方が大きいのでは?と思わせる学生もいました。


 最後にもう1つ観光に行きました。それがこの海地獄です。湧きだす熱湯の成分に硫酸鉄を含み、このようなコバルトブルーに見えるようです。

 学生は、その噴き出す熱湯や見事な色の池に、気分も高まり、楽しんでいる様子でした。ここでは、天気も良かったため、皆で集合写真も撮りました。

 さて、これで予定していた全ての行程は終了しました。帰りは、小倉駅から新大阪まで新幹線で帰ってきました。

 そして、新大阪で、校長のかりめろ先生のお出迎えを受け、長かった研修旅行も終了です。

 今回の研修旅行を通して、たくさんの思い出と、いろいろな知識も身に付いたと思います。そして、何より一緒に過ごした同じ目標を持つクラスメイトとの絆を深めることができました。今回のこの経験を、これからの就職活動や、学校生活に生かし、さらに充実した日々を過ごしてもらいたいと思います。

By ぽてと