悲しみを乗り越えて

教育は私学から・私学はひとつ

今日は1年生の授業の前に、新年早々大変残念なお知らせを学生にしました。先月、帰省中の学生が交通事故に遭い、大怪我をし、結局学業も続けられなくなり、就職内定先へも勤務することができなくなったという事実を伝えたのです。元気だったし、スポーツマンだったし、就職も早くに決め、希望に溢れる将来が待っていたのに、事故で暗転してしまいました。とても残念でなりません。
この事実を聞いてから、教職員に言い続け自分も自覚していることは、「今できることを一所懸命しないと申し訳ない」ということです。普通にできる幸せを、いかに感謝しなければならないのかを思い知らされた出来事であり、少々のことで泣き言言ってはいけないと、今強く思っています。どこまで学生に届いたかは分かりませんが、「今できることを精一杯やろう」というメッセージを送りました。芯は素直な学生ばかりですので、きっと怪我をした学生の分まで頑張ってくれるものと思っています。
また、午後からは「大阪私学新春互例会」に出席してきました。専門学校、大学、短大、高校、中学校、小学校、幼稚園まで、大阪の私学関係者約500名が集う恒例行事で、大阪府知事を始め、教育行政関係者も多数揃います。普段はしのぎを削る学校同士ではありますが、「教育は私学から・私学はひとつ」を合い言葉に、公立の学校よりも頑張ってきたという自負が私学関係者にはあります。互いの健闘と、学生や生徒にさらに良い教育をと誓い合った一日でした。
by かりめろ