静けさ→喧噪→ある出来事→物思いにふける一日・・・

bunseki2007-01-19

今日は後期期末試験最終日。
大学編入学をする学生を除き、ほとんどの2年生にとって、本校が最終学歴となる訳ですから、人生で最後の試験ということになります。最終日・最後の生命バイオ学科2年生の試験科目は、私が担当している『植物・生物代謝学』でした。

試験中は、試験監督のために、担当講師が教室内をぐるぐると廻ります。しーっんと静まりかえった試験会場で、一人一人の机の側を歩きながら、『この学生達にも2年間いろいろなコトがあったなぁ』と思い出を振り返る大変貴重な時間でもありました。教師として、人生の先輩として、彼らに精一杯向き合ってきたけれど、彼らの腕はもちろん、心に、どれくらいのことが残せたかなぁと、まだあと1週間ばかり授業があるにもかかわらず、少ししんみりと考えてしまいました。

試験終了後は、先程とはうって変わって、卒業研究発表会や卒業論文作成のために、多くの学生の質問攻めで大変な喧噪の時間となりました。しかし、これはこれで、いつものように学生と向き合い、大変充実した時間でした。(ちなみに2月3日(土)に実施予定の卒業研究発表会の詳細はこちらです→『平成18年度 日本分析化学専門学校 卒業研究発表会』
そして、夕刻に1本の電話がありました。それは昨年卒業研究を担当したOBのK君で、今年度の卒業研究発表会に出席したいという嬉しい電話でした。

一日の終わりに、私はこう思いました。
在学中は学生にできる限りの愛情(それは時には厳しい愛情の時もありますが・・・)を注ぎ、卒業後、彼らがふと振り返った時や人生の節目に、思い浮かび、そこにいる教師でありたいと・・・・。さぁ、また月曜日からがんばるぞぃ!

by すくろーす(写真は私の担当している卒業研究班で使っている顕微鏡です)