パン屋の娘も知らなかった!?バイオのbig wave☆彡

今日は「バイオテクノロジー総論」の授業担当日でした。この授業ではバイオテクノロジ
ーの歴史や、様々な分野で活用されている現状について解説をしています。食品、医薬品、医療、環境、エネルギー、材料、情報、機械などその産業分野は多岐に渡ります。

先日の授業では氷点下でも死なない「冷凍耐性パン酵母」について解説したのですが、授業終了後「先生！私の実家パン屋さんですけど、授業で習った酵母を使ってないような気がします。」とＫ野さんから話がありました。そこで、「じゃあ今度どんな酵母使っておられるのか教えてね。」と私から調査依頼をしていました。

本日の授業終了後、彼女から「先生！やっぱり冷凍耐性酵母使ってました！」と報告がありました。聞くところによると、数年前までは野生酵母（自然界の酵母）を使ったりしていたそうなのですが、最近では冷凍耐性酵母を使用しているとのことで、彼女自身、自分の実家にバイオテクノロジーの新しい波が来ていることにまったく気が付いていなかったようでした。

このようにバイオテクロノジーの技術革新のスピードは猛烈に速く、だからこそ、新しい情報を獲得する方法と、情報を得たときにその内容を理解する能力が求められます。実際、就職した後に授業があるわけではないので、自分の力でこのような情報収集と、仕事にどう結びつけていくのかということを考えていかなければなりません。そのためにも、授業中には情報収集とそれを読み解くコツについて伝授しています。

さて、明日からは前期中間試験。１年生にとっては初めての定期試験ということで、ドキドキしている学生も多いと思いますが、日頃実験で見せる情熱を、試験でも期待しています！（^^）

ｂｙすくろーす