化学実験のコツ

丈夫な割れないシャボン玉

昨日バッテン先生が書いているように、教員は長期休暇中に後期の授業や実験の準備を行いっています。学生と同じように実験が好きな教員ばかりなので、どの教員も予備実験を楽しんでいます。

午後実験室を覗くと、バッテン先生がシャボン玉を楽しそうに作っていました。遊んでいるのかと思ったら、大阪府教育委員会大阪市教育委員会の後援で開催される「授業で使える実験会」の予備実験だそうです。この実験会は、嬉しいことに非常に人気があり、かなり早い時期には定員に達してしまい、多くの先生にキャンセル待ちまでしていただいている状況です。

「シャボンの泡」と言えば、はかない事の象徴です。しかし、このシャボン玉はとっても丈夫です。写真ではただ手の上に泡が乗っているように見えますが、実際には手の上で何十回も弾ませることが出来ます。この泡を作るためにどんな成分にしたら良いのか、どうしたら上手に作れるか、遊んでいたのでなく検討を重ねていたのでした。

とっても簡単そうに弾ませていたので私も試させてもらいましたが、手に乗せた瞬間に割れてしまいます。これにはコツがあるようで、コツを伝授されながら何度か試してみると私にも弾ませられるようになりました。

このように実験の操作には、実際に何度もやってみないと得られないコツがいろいろあります。そのため教員も長期休暇中に予備実験をし、実験のコツを毎回再確認しています。そして学生は、ただテキストに沿って実験をするだけでなく、テキストに書ききれない実践的なコツを学べます。

by めざせ!関西人