6月度の月間目標は?


皆さんこんにちは。今日から6月がスタートしましたね。
本校では毎月、ビジネス月間標語を掲げて1ヶ月間その標語を意識して学校生活を取り組むような指導を行っています。これまでの月間標語をご紹介すると、4月は新年度のスタートですので、まずは「挨拶・健康・明朗月間」、そして特に1年生はしばらく学校生活に慣れたら、5月は学校のルールやマナーを正しく理解し、また規律正しい生活のリズムを送るということを目指した「規律月間」、そして今月は「正確性月間」です。
6月というと、本校に入学するまで実験を行ったことのない学生にとっても、本校での2ヶ月間で徐々に実験にも慣れてきた頃ですので、ここで分析化学者にとって大変重要な「正確性」を追求するという月間にしています。もちろん2年生にとっては就職活動真っ最中ですので、学生言葉から脱却し、できるだけ「正確な」日本語を話すように心掛けることで、日頃から就職に対する意識を高めるという意味もこもっています。
これらの標語プレートは毎月貼り換えるのですが、本校では毎月月末に学生たちが行っています。学生自ら貼り換えることで、「来月はこの標語だから、このことに注意して学校生活を送ろう!」という意識を自然と身につけてほしいという願いからそうしています。学生はもちろんですが、私たち講師陣も今月は何事にも「正確さ」を意識して過ごしたいと思います。

さて話は変わって化学分析コースでは卒業研究の打ち合わせが着々と進んでいるようですが、平日の学生たちも毎日のように昼休みや放課後、休み時間に担当指導講師のところにやってきて、ディスカッションをしている風景を目にします。
私は今年度は生命バイオ分析学科の2チームを担当することになったのですが、そのうちの1チームが本日は相談にやってきました。彼らの研究テーマはシトラス先生が学生時代に私が指導担当として行っていた「化粧品の紫外線防止効果の簡易測定法の開発」というもので、昨年度の研究の続きを行うことになりました。
この研究内容は今までになかった測定方法を開発するというテーマなので、まずは考えられる方法を一つ一つ実験によって検証していくことが必要なのですが、言い換えると、一から自分たちで作り上げていくことの醍醐味を味わえるテーマです。産みの苦しみはもしかしたら多いかもしれませんが、研究がうまくいけばそれだけ多くの充実感と満足感を得られるテーマでもあります。まずは昨年度の実験データを「正確に」読み取り、自分たちの行う研究の目的を「正確に」把握し、より「正確な」測定結果が得られるような工夫を学生と一緒にディスカッションの中で確立していきたいと思います!


byすくろーす