車と分析の意外な関係

化学分析コースの学生は、先週はお盆休みだったため、昨日は2週間ぶりに顔を合わせました。
平日の学生のように長い休みではないので、特に変わった印象はありませんでしたが、それぞれ家族との時間を楽しんだり帰省した学生も多く、お互い土産話をしていました。

もっと化学の話をしよう

化学分析コースでも、毎朝CTがあります。平日の学生程行事の連絡などはないため、10分という時間は少し余る感じだったので、1年生のCTでは、余った時間(2〜3分)で身の回りの化学ニュースを解説することにしました。学生達からも授業や実験で「もっと仕事や生活に結び付く話が聞きたい」という声を聞きますので、まず今週はみんなの反応を見る実験です。
今日のテーマは「自動車が減ると、分析ができなくなる?」というものでした。昨年後半からの不況で自動車生産量が減っていたのですが、その影響で分析に欠かせない「アセトニトリル」という薬品の生産量まで減ってしまって分析化学業界は困っているんだというお話です。
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「風が吹いたら桶屋が儲かる」ではないですが、意外なものが意外な関係で結ばれていることが分かってもらえたようでした。
化学は、私達の生活との関わりが分ればどんどん面白くなってきます。CTや放課後に色んな話をして、化学の興味を深めてもらえたらなぁ、と思っています。


by ドラ一郎