最後の機器実験!卒研間近

化学分析コース2年生は、今日の実験で機器分析実験の実験が終了し、後1回実験レポートに関する講評、指導を残すのみとなりました。その後はいよいよ卒業実験の開始となります。
今日が与えられたテーマで実験を行う最終日とあって、名残惜しくも楽しげに実験を行っていました。最後の実験をお邪魔すると、ドラ一郎先生の指導で赤外分光光度計を使ったα−ナフトールの測定とお菓子の袋の赤外スペクトルの測定を行っていました。この実験を前回行ったグループもそうでしたが、写真の錠剤成形に苦労しているようでした。これは慣れがある程度必要ですので、いきなり完璧な錠剤を作るという偶然性は望めません。それでも何度かチャレンジしていく内に測定可能な錠剤を成形できるようになりました。

α−ナフトールのスペクトルが表されたときには、少々ポカンとしていましたが、ドラ一郎先生がスペクトルについて解説を行うと、とたんに熱心に聞き入っていました。このような気持ちの切り替えがすぐに出来るようになったことも素晴らしいことですね。

さてさて、「お菓子の袋」のスペクトル解析はどうなったのでしょうか。ちょうど私の授業時間が迫ってきましたので最後までみることが出ませんでしたが、解析結果が楽しみです。

ところで、隣の実験室はというと、8/25のボヤッキー先生のブログで詳しく説明されていました国家試験の化学分析技能検定の準備が完了し、明日の試験を待つばかりの状態で器具、試薬が並べられていました。

明日の試験には本校卒業生は勿論のこと、化学分析コース2年生も数名受験します。企業の第一線で化学分析を行っている方に混じって受験するわけですが、全員合格して欲しいと心から思いました。

by トトロ