工業英語

平日の学生は、先週行った後期期末試験の結果が今日から返却となります。私の担当科目である工業英語(1年生全学科)も本日学生に返却しました。本校では、「英語が嫌い!」という学生がとても多いのですが、英語の文献を読破したり、社会で海外の専門家とやり取りするには、英語は化学やバイオの世界でも当然欠かせないスキルなのです。逆に言うと、こうした分野の多くの人が英語嫌いと言われているので、英語の実力があれば、人にはない自分自身のPRにもなるのです。なにはともあれ、1年間という長丁場をよく頑張ったなと思いますが、学生自身の成長を確認してもらおうと、今日はあるモノを学生に返却しました。それは、入学してすぐの4月、工業英語の一番最初の授業で行った「実力チェックシート」です。この結果は成績に反映するためのものではなく、学生の英語の力を事前にチェックし、授業の進度やレベル決めの参考にするためのものなのですが、そこには簡単な英語のテストから、これからの授業に臨む意気込み、そして取得している英語の資格を書く欄もありました。ですから折角なんで学生たちに1年間の成長を確認してもらおうと返却したのです。「先生!俺全然成長ないよー!」となんて言う学生もいましたが、4月当初真っ白だった資格の欄に、工業英検4級!とか3級!とか書ける学生もたくさん出てきました。努力した証ですよね。自分の足跡として大切にすると同時に、来るべき就職試験や編入学試験のために、春休みに自分の弱点をこのシートで再確認するように伝えました。