毎日が化学反応

今日は暖かい月曜日でした。
土曜日、日曜日と休みを過ごした平日コースの学生が、今日も元気な顔を見せてくれましたので紹介します。


実験室を覗いてみると、1年生がガスバーナーの炎と格闘していました。実はこれ、ガラス細工の実験です。ガラス細工と言っても、アクセサリーやトンボ玉を作っているわけではありません。ガラス管をガスバーナーの炎で熱して、引き伸ばしたり、丸めたりすることで、自分達が使用する実験器具を作っているのです。見方によっては、実験をする者のアクセサリー作りなのかも知れませんね。

それにしても、ガスバーナーに火を点けるのも難しいと言っていた学生が、いつの間にか安全に火を扱うように成長していました。頼もしい限りです。
次に別の実験室を覗いてみると、今度は2年生が実験をしていました。

1年生とは違う余裕すら感じられる実験室の雰囲気の中、ドラフトと呼ばれる排気装置の中で、何やら大きな器具で実験をしていました。反応の様子を眺める姿にも、何となく余裕が感じられるのは私だけでしょうか。
さらに面白い反応を見せてくれると言うので見に行くと、電気が消された薄暗い中で、何やら青白く光るフラスコが!

これはルミノールの化学発光という現象です。ルミノール反応とは、犯罪捜査で血痕の検出に使われる反応で、言葉だけでも知っているという人が多いのではないでしょうか?薄暗い部屋の中ではありますが、実験をしている2年生の姿はとても楽しそうで、表情も輝いていました。

今日は、1年生も2年生も、確実に技術力をつけているのがわかりました。これは、教科書を読んでいるだけでは身に付かないことですね。これからも実験を通して、一歩ずつ成長してもらいたいと思います。
私には見えてきました。分析化学者として活躍する皆の姿が!

 byぽてと