定性分析実験始動!!

化学分析コースの1年生は、いよいよ後期の実験がスタートしました。今日は定性分析実験です。この実験は平日コースでは前期に実施されましたが、化学分析コースでは、実験の基本が出来た後期からスターしています。定性分析実験は、ある意味で実験らしい実験と言えます。色々な薬品を使い、各種の化学反応を考えその反応の変化の観察を行う、地味ですが化学好きな方にはたまらない実験だと思います。
学生達も久しぶりの実験ということで、最初は少々緊張の趣でしたが、身に付いた基本操作は全く錆びてはいませんでした。今日の予定実験(第1族の金属イオンの各個の化学反応確認と第1族混合溶液からの分離確認実験)をしっかりとノートにまとめて、実験への意気込みを感じられました。初めての定性分析実験でしたので実験操作のペース配分が分からず、実験の前半は遅れ気味でした。しかしそれは、それぞれの反応をしっかりと見極めたいという意欲から来るものでしたので、あえてペースを上げるような指導は行いませんでした。案の定、前半を自分たちが納得する変化の確認が出来たおかげで、後半に入るときっちりとペースを上げていました。



学生の実験の様子を見ていると、緊張感はあるものの非常に楽しそうに行っているので、実験の感想を聞いて見ると、「とても楽しいですよ!」「化学変化が色や沈殿という形で現れるのがとても新鮮です」とまるで待ちに待ったものにやっと巡り会えたかのような返事が返ってきました。皆さん定性分析実験の魅力に早くも魅入られたようです。いいことです。実験は楽しく行うのが一番!!
これから2族、3族と続いていきます。しっかりと分離と確認の操作を覚えていって下さいね。なんといっても、定性分析実験の締めくくりに実技試験が待っています。しかしそのころには技術ももっと上達し、理解も深まっていますので、緊張しなければ何ら心配することはありません。今からコツコツと積み上げていきましょう! ファイト!

by トトロ


twitterはじめました!