試験終了!その時、学生そして教員は…?

今日は後期中間試験の最終日。試験終了とともに、学校中に、解放された学生たちの楽しげな笑い声が響き渡りました。本校の学生は、実験中も授業中も真剣ですが、特に試験期間中は普段よりもギューっと真剣度100%モードだった学生たち。今日はさっさと帰って解放感に浸るのかと思いきや、次週の卒業研究の実験準備をしたり、就職活動に取り組んだりと思い思いのことに取り組む姿が見られ、学校は夕方遅くまで学生たちの賑やかな声がこだましていました。
下の写真は次週に卒業研究の中間発表会を控えた学生から、添削依頼を受けた私アビーがパソコンに向かっているところです。学生たちがここ数カ月で導きだした結果が「どやっ」とばかりに沢山したためられた要旨添削には、担当教員としても気合いが入ります。

さて、さすがにほとんどの学生が帰宅した夕刻遅く、教室を見回っていると、1年有機テクノロジー学科のY君が教室に残っていました。

彼は、夕刻の予定まで少し時間が空いていたので、教室でパソコンを立ち上げてレポート作成をしていたのだとか。クールに見える彼ですが、聞くと彼は趣味として以前バンド活動をしており、このパソコンを使って今でも音楽の作成をしているそうです。休みの日には他に何をしているの?との問いに、「京都の先輩に誘われて募金活動をしたり、また、薬師寺で行われる小学生対象の寺子屋でリーダーをしてみたり、といろんな活動に参加しています。ただ生きているだけだと、もったいないって思ってしまうタチで、今すぐにやって人のためになることがあるんだったら、できるだけやろうって。やりたいことや、自分にとっての目標が見つかるよう、手を出せるものにはどんどん手をだそうと思っています。」と答えてくれました。・・・すごいですね。教員ながら、私も頭が下がる思いです。
彼は化学に対する知識欲が旺盛で、将来は研究職に就きたいそうです。研究職を通して新しいもの、意義のあるものを追求していきたいと話しており、さらにスキルアップするために大学編入学も検討中だそうです。まだまだたくさんの道が残された学生たち。彼らがどんな選択をして、どんな道を切り開いていくのか、行く末が楽しみですね。

もうすぐスタジオ入りまーすw「世界一受けたい授業

さて、教務室に戻ると、何やらせんぱい先生とすくろーす先生が興味津々の様子で一枚の紙を覗きこんでいます。見ると、そこには、皆さんもご存知の人気テレビ番組「世界一受けたい授業」の文字が!

 

先日ブログ「分析化学者の鏡」と呼ばれるために - 日本分析化学専門学校「せんせのブログ」でもお伝えしたように、この番組の制作において、監修をする予定になっており、当初の予定から発展。学校での撮影だけではなく、スタジオでの収録に立ち会うことになったのです。当日はすくろーす先生がスタジオ入りすることになっており、そのための資料が送付されてきたのでした。詳しい実験内容はまだお伝えできませんが、とても面白そうな企画になる気配がむんむんしています。放映が決まりましたらここでもご連絡しますので、しばし詳細はお待ちくださいね。

by アビー