2012年スタートの日。本校学生のエネルギーをお届けしましょう!

明けましておめでとうございます。
皆さんはよい年末年始をお過ごしでしょうか?
さて、本校では今日から教職員が出勤となっていますので、
本日が2012年初ブログでございます。
とは言え、学生はまだ冬休み期間中ですので、
今日は何を書こうかしら?と朝から考えていましたが、
校内を散策すると、学生はなんやかんやで登校してきておりましたので、
冬休み中の彼らの様子をご紹介したいと思います。

まずは、1Fのベンチであずみ先生のところに質問にやってきた資源分析化学科2年生のN君。
何の質問に来てるの?と尋ねると、
「再来週から始まる後期期末試験の勉強をしていて分からないところがあったので質問に来ました」とのこと。

そんな彼のことをあずみ先生に尋ねると、
「彼は授業などの不明点について、以前から質問には来ていたのですが、
当初はそのタイミングが試験前日の放課後であったり、いつも試験開始ギリギリでした。
しかし、段々試験を重ねる毎に質問に来るタイミングが早くなり、余裕を持って質問に来るようになりました。」
とのこと。

今回の後期期末試験は、2年生にとって本校での最後の定期試験。
就職してからはこうした試験はありませんから、人生で最後の定期試験と言っていいかもしれません。
真剣に質問する彼の姿勢から、悔いのないものにしたいという彼の思いを感じることができました。

彼はすでに金属メーカーに内定をしていますので、卒業までの目標は?と聞くと、
「甲種危険物取扱者を取得したいと思っています。
2月に試験がありますので、期末試験が終われば、そちらにシフトします。」
とのこと。
彼は既に乙種を全種類取得していますが、最後の仕上げに甲種も取って卒業したいとのことでした。

とかく、就職内定すると、すこし手を抜きがちになりますが、そこに胡座をかくことなく、
最後の最後まで自分にできることを前向きに積極的に頑張るという彼の素晴らしい姿勢から、
新年の今日、教員として大きなエネルギーを頂けた気がします。


さてさて、お次は4階の教室にお邪魔しました。
すると、有機テクノロジー学科2年のH君と彼の担任であるせんぱい先生がおられました。
彼は半導体太陽電池などの材料を製造してるメーカーに、つい先日内定をし、
その後の企業に出す書類作成に登校したとのことでしたので、
せっかくなので2ショットを頂きました。

実は彼は双子のお兄さんがおり、そのお兄さんと学科は別ではありますが、
本校に同時入学をしてきました。生命バイオ分析学科に在籍している、そのもう一人のH君は、
随分前に内定を獲得していたので、恐らくプレッシャーに感じていたのだろうと思います。
そんな彼は頑張り屋さんで、本校入学前にはほとんど資格を持っていませんでしたが、
入学してから10種類以上の資格を取得したそうです。
目下の目標は英検やTOEICなど英語に関する資格とのことでした。

本校に入学して自分が成長したことは何ですか?という質問には、
「精神力やコミュニケーション能力です。特に精神力は片道2時間30分という遠距離通学を
成し遂げたことによって身につきました。」とのこと。
確かに往復5時間かけて毎日登校するということは、なかなか大変なことです。
さらに、高校時代に文系だった彼にとって、化学には興味はありましたが未知の世界だったと思います。

そんな彼のことについて、担任であるせんぱい先生に内定までの道のりを聞いてみました。
「彼はとにかく一生懸命就職活動をしていましたが、現在まで絶対に諦めないという気持ちでよく頑張っていました。
その努力が実ったのだと思います。内定して私自身とっても嬉しいです。」と笑顔で答えておられました。
Hくんからも大きなエネルギーを頂きました。


最後に資料室を覗くと生命バイオ分析学科の私の卒業研究班7名がいました。
彼らは本校の30周年特別研究「大阪のにおいプロジェクト」として、
「大阪のにおいに関する研究」を行っています。
すでにこのブログでも度々ご紹介していますとおり、
彼らは夏休みも返上で、ほぼ毎日登校して研究をしてきましたので、ある程度データ揃っており、
現在はまとめの段階に入っています。

今日は来る2月4日(土)に行われます卒業研究発表会の際に使用します
要旨の作成のために登校してきました。
しかし、年末にすでにその原案を私に提出していたので、
最終確認程度で要旨は完成してしまいました。
せっかくなので、記念撮影をしようということで、玄関で皆でパチリ!

彼らは本当に暑い中も寒い中もよく頑張りました。
そんな彼らを指導していて、彼らと触れ合うたびに私はたくさんのエネルギーを頂いていました。
プロジェクト自身は今年度で終了するものではありませんので、今後も続けていきますが、
卒業していく彼らの集大成として今後は卒業論文をまとめ、
あとは、本校学生生活の集大成である「卒業研究発表会」でのプレゼンの準備を進めていくことになっています。
彼らの頑張りが聴講していただく皆さんに上手く伝えられるよう、最後まで一緒に頑張りたいとおもいます。

なお、もし本校の卒業研究発表会にご興味のある方は、一般の方もご参加頂けることになっていますので、
下記URLをご確認いただき、事前にお申し込みください。お待ちしていまーす♪
http://www.bunseki.ac.jp/sotsuken11.html
ちなみに、昨年度の発表会の様子が新聞に取り上げられましたので、コチラも宜しければどうぞ!
http://www.sankei-kansai.com/2011/02/06/20110206-049324.php

昨年は東日本大震災という、本当に思い出すのも嫌なくらい辛く悲しいことが起きましたが、
今年は被災地の皆さんが明るく安心して過ごせるような一年になるようにお祈り申し上げます。
そのためにも、震災で被害を受けなかった我々が明るく元気に笑顔で過ごすことが大切ですし、
本校としましても、被災地域の学生の学費免除等の金銭的支援だけでなく、
化学で日本中を明るく元気になるようなことを提供していきたいと考えています。
今日紹介した学生たちに負けないように教職員も頑張りたいと思いますので、
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

byすくろーす