平成23年度の実験が終了〜1年間を振り返って〜

週末(土曜日・日曜日)だけの通学で、化学分析の知識・技術が修得でき、平日の学科と同様に2年間で卒業できる(卒業と同時に取得可能な国家資格も全員が取得できる)化学分析コース。このコースは定員20名の少人数制で、全国各地から社会人や大学生が、転職や再就職、難関国家資格の取得、技術職へのキャリアアップや現職でのスキルアップ等を目的として通学しています。

今日で、平成23年度の実験は終了となりますが、本日も先週に引き続き、定性分析実験の実務試験が実施されました。定性分析とは調べようとする溶液の中に、何が含まれているのかを確かめる分析手法です。それぞれの学生に5種類のイオンが混合された未知試料が渡され、何が含まれているのかを化学反応を駆使して確認していきます。既に全員が合格点に達していますが、全てのイオンを検出しようと学生たちは張り切っていました。

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実験後、1年間を振り返っての感想を聞いてみました。

O君(右)
『初めは化学分析の全てが無知の状態で1ヶ月も長く感じましたが、夏頃からは化学分析の面白さがハッキリと分かり時間が過ぎるのがあっという間でした。2年生になると、実験内容も難しくなると聞いているので、後回しにせずにその日のうちに理解するようにしたいですね。』

K君(左)
『最初は何も解らずに、先生の説明やテキスト通りに操作することに精一杯だったと思いますが、今は操作の意味や使用する器具も考えて実験できるようになっている自分に驚いています。2年生でも更なるレベルアップを!と考えています。』

入学時を振り返ると、ほとんどの学生が「化学」を学んだことのない状態で不安もたくさんあったと思いますが、確実に知識も技術も身に付いていますよ!
来週で今年度の授業は全て終了ですが、2年生の1年間はもっとあっという間ですから、3月は1年間の復習に注力してくださいね!

by あずみ