自分たちで学ぶ。自分たちで成長する。

こんにちは! ましおかです。

私は、今日、資源分析化学科・有機テクノロジー学科1年生の「定性分析実験」を担当しました。
定性分析実験とは、溶液の中に何種類か溶け込んでいる金属の正体を明らかにするものであり、今日は第2族といわれるカドミウムや銅、すずなどの重金属について扱いました。
それらの重金属の化学的性質を利用し、沈殿を生成、あるいは溶解して、分離・定性を行っています。
学生は、あらかじめ予習してきたノートをもとにして、実験を進めていきます。その過程で、どの器具を用いて、どの試薬を加え、次に何をするのか、ということを班内で充分確認を行い、試薬の加え方やろ過の仕方など、分析化学の基本的な考え方や基本操作を一緒に習得していくのです。
彼らは、4月24日の日記で書かれていたとおり、白衣デビューしたばかりです。しかし、器具をスムーズに操作している姿は驚くほど成長していて、とても頼もしく見えました。
 このように本校では、分析機器を用いる先端的な実験だけでなく、自分自身の手を用いて基礎的な手法を用いる実験までしっかりと自分たちで経験しながら学んでいきます。
  

また、昼休みや放課後は委員会活動が盛んになってきています。

今日は、高校でいうところの生徒会の役割を担う「自治会」の役員顔合わせと会長の選出がありました。各クラスの役員は真剣に会議に臨んでおります。

今後彼らは、入学式や卒業式の補助にとどまらず、分化祭(本校の学園祭「分析化学のお祭り」の略です。)などを企画していきます。がんばってください。

新会長 有機テクノロジー学科Nさんの挨拶!!

新会長とすくろーす先生

自治会だけでなく各種委員会やその役員は立候補で決定します。本校にはいろいろな経歴や年齢の学生がいますが、人やイベントをまとめる役になって自分を変えよう・もっと成長しようとの思いから立候補してチャレンジしていく学生がとても多いのです。昼休みや放課後のわずかな時間も周りのため、自分のために切磋琢磨する姿は、私自身彼らに負けないように日々精進しないといけないなあと改めて思わされました。


by ましおか