外部の方とも卒業研究を行っています。

 本校では、外部の方(企業、NPO、他の学校)とも協力して卒業研究を行っています。今日は「アマモ」の研究をされている方が来られて、学生と卒業研究の打ち合わせを行いました。アマモとは、海の浅瀬に生育する海草で、人工浜には生育しにくいことから美しい自然の海の象徴とされています。大阪湾に自然には自生していますがその明確な要因は分かっておらず、本校では分析化学の観点から、自生している場所とそうでない場所の底質(海の底の土)の成分を比較することで、化学的に何かその秘密がないか探しているのです。

今回の打ち合わせでは、学生たちはアマモの魅力に気を惹かれるとともに、卒業研究の本来の意味を理解していました。今回の打ち合わせで、多くの質問をさせていただきました。

実験室に閉じこもっていると、どうしても出したデータにだけ集中してしまい、そのサンプルの取り巻く環境や、違った視点からの考察が出来なくなります。しかし、今取り組んでいるアマモの研究では、外部の方の意見を(別の視点)をいただき、実際にアマモのサンプリングに行き、その環境を自分の目で確かめます。
それが、この研究での魅力です。早くも学生たちは、サンプリングに行き、アマモについてよりスペシャリストになりたいと言う気持ちを語っていました。