後期の新しい実験に向けて

 後期が始まって2日目。
昨日に引き続き、今日は2年生の生命バイオ分析学科の「卒業研究」、
そして1年生は「機器分析化学実験」のガイダンスが行われていました。
いずれも、後期から開始の実験で、
学生たちは真剣にガイダンスに聞き入っていました

・また新しいことを学んで、レベルアップを目指す

 1年生の生命バイオ分析学科、医療からだ高度分析学科のクラスのガイダンス風景です。

もう後期に入って2日目ですので、浮かれている様子はありませんね。
みんな新しい実験の準備に、真剣に取り組んでいます。
この「機器分析化学実験」は、分析化学を学び、
実践するうえで必ず必要となる「分析機器」について、
実際に使用しながら学んでいきます。

写真は、せんぱい先生が「高速液体クロマトグラフ」について、熱血指導されている様子です。
この「高速液体クロマトグラフ」は、
液体試料の成分を分析する装置で、医薬品や食品、材料などの多くの業界で活躍する分析機器です。
このガイダンス、そして実験を通じて、
学生たちはまた一つレベルアップし、夢に近づいていきます。
レベルアップしたみんなの姿を早く見たいですね。

・先輩から後輩に引き継がれる「伝統」は、卒業研究でも…

2年生の生命バイオ分析学科は、今日から卒業研究開始です。
ガイダンスが終了すると、
資料室で調べ物をする班、教室に残って今後の実験の進め方を議論する班、
そしてさっそく実験室に飛び込み、実験準備に入る班と様々です。

その中でも、実験室では、本校ならではの光景を目にしました。

この写真は、4年生が2年生に装置の使用方法の説明を行っているところです。
たまたま4年生が卒業研究で使っていたところに、2年生が訪れたため、
4年生が親切に教えてくれたようです。
左端に写る医療からだ高度分析学科のN君が、
大勢の2年生に対して、丁寧に説明してくれています。
本校では、分化祭などの学校行事、道頓堀川水質調査などの課外活動においても、
上級生が下級生に直接指導しながら、その内容が引き継がれていきます。
卒業研究においても、その本校の良き「伝統」が見られました。
これから卒業研究を始めていく2年生達にとって、
これほど心強いことはありませんね。
先輩たちにも助けられながら、是非、良い卒業研究を作り上げてほしいと願います。

・毎日の清掃も戻ってきました

毎日の放課後の清掃風景も戻ってきました。
教室、トイレ、階段と各所を学生たちが綺麗にしていきます。
身の回りを自分たちで清潔に保つ、ということも、
正確なデータを扱う上でとても重要なのです。
前期の初めころは慣れずに手間取っていた1年生たちも、
後期に入ればテキパキとこなしていきます。

また、生命バイオ分析学科2年生のD君も、
手慣れた手つきで4階のホールを清掃していました。

今日は卒業研究終了後の清掃ということで、
「卒業研究では、自分たちの今日までの準備不足も痛感しました。
これからはみんなと話し合いながら、どんどん挽回して、
良い卒業研究にしたいです。」
と今日の反省と、今後の卒業研究に向けての意気込みを、
清掃しながら話してくれました。
すべてが毎日の積み重ねです。
今日の清掃のように、コツコツと卒業研究も積み上げていけば、
必ず良いものができます。
これからきっと、彼は卒業研究で活躍してくれると思います。

彼も含めて、2年生、4年生みんなの卒業研究の成果を期待したいですね。

byあおひげ