レポート作成のPDCA

毎週、土曜日・日曜日社会人やフリーター、Wスクールの大学生などを対象に
分析化学の知識と技術を修得するためのコースである化学分析コースが今週も
開講されており、全国各地から学生たちが登校してきました。

今日の1年生は午後から定量分析実験ですが、レポート日にあたっています。
それまで6回行ってきた実験のレポートを添削してもらい、不備があれば改め
内容を向上させる日です。
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化学分析コースの学生たちはほぼ全員日頃仕事をしており、レポート作成の
時間をまとめてとるのは難しいようです。しかし以前からスキマ時間を上手く
つくって勉強していることをお伝えしているとおり、1日1時間ずつ確保する
などしてレポートを作成しています。それでいて提出遅れなどもなく、みんな
とても頑張っている様子が伺えます。

今日も私とM先生によって添削されたレポートを、みな真剣な面持ちで手直し
しています。やはり苦労するのは「考察」のようで、何を書いたらいいのか
相談が続きます。
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実験レポートの考察は、「成功・失敗を述べるところ」でも「自分の技術の
未熟さを述べるところ」でもありません。その結果が目的をどう異なるのか、
またその理由はなにか考えてみよう、と説明すると、みんなそれぞれ理由を
考え再提出してきました。

今度はそれを元に、それが本当に結果と矛盾しないかディスカッションです。
K君やHさんはいろいろな案を提出してきましたが、その中でどれが最も
合理的なのか、教員との議論の中で見つけ出し、考察を書き直していました。