夢をかなえる第一歩

本校には様々な夢を持った学生が入学してきます。
その夢とは、自分が企業で化学に関することやバイオテクノロジーに関する仕事に就き、今までになかったものを開発したり、もっと便利なものを開発したいというものです。
学生たちの夢は人それぞれ違いますが、共通するのは本校で身に付けた技術や知識を活かして人々の役に立ちたいというものです。

今までにも、肌の弱い人でも使える化粧品を開発したいと夢見て本校へ入学してきたり、副作用がなくて良く効く医薬品を開発することで難病に苦しんでいる人を救いたい、地球の環境を守りたいと思って入学してした学生もいました。
その学生達も今は本校を卒業して企業で分析化学者として夢を実現するために活躍しています。

資源分析化学科の1年生のMさんは、高校生の頃から材料に関する仕事に就きたいと思っていたそうです。その夢を実現するために現在、本校で分析化学を学んでいるのですが、今日は、あずみ先生に原子吸光光度計の使用方法を教えてもらっていました。

↑あずみ先生が原子吸光光度計の説明をしています。


↑写真右側がMさんです。
原子吸光光度計は試料を溶かした液体を吸い上げ、それを燃やすことで液体中にどれくらいの濃度で金属が含まれているかを調べることができる分析機器です。
この分析機器は材料分析を行っている企業ではよく使われており、今までに卒業した先輩たちも企業で使っています。
Mさんもそのことをあずみ先生に聞き、熱心に実験をして自分の技術として身につけようとしていました。


原子吸光光度計で金属を溶かした溶液を燃やして、金属の濃度を測定しているところです。

Mさん以外にも赤外分光光度計でプラスチック材料の組成を分析する技術を学んでいる学生もおり、学生達は入学前に描いていた夢を実現するために色々な分析機器の取り扱い方を学んでいました。

↑赤外分光光度計で、プラスチックの組成を分析しています。

夢を夢だけで終わらせないためにも、まず自分に必要なスキルを身に付ける途上にある学生を紹介しました。

by バッテン