実験室では

本日は、今年度の後期実験の際に発生した廃液を業者に引き取ってもらう日でした。
実験廃液をそのまま流してしまうと、環境には非常に大きな負荷を与えますので、
本校ではその中に含まれる物質ごとに分類しています。
廃液用のポリタンクが満タンになると、ポリタンクを一旦屋上へ運び保管し、
半期に一度廃液処理業者に委託します。
この作業はISO14001の取得以後、環境に配慮をして行政の届け出をしている大切な手順です。

屋上に保管してある廃液を1階まで降ろし業者で引き渡すのですが、
重いものでは1つの廃液が25Kgあるものもあり、
それを持ってエレベーターあるフロアまで運ぶのはかなりの重労働なのです。
実は、毎回この日はとても大変なのです!!

 研究において実験で廃液が出ることは、仕方の無いことだと思います。
しかしながら、出たら出た分だけコストがかかりますし、
環境に悪影響を及ぼす可能性が上がります。
実験結果だけでなく、廃液を少なくすることを心掛けることも分析化学者としては必要なことです。
学生の皆さんも環境を守るため、そして我々教員の体力を守るためにも、
廃液を少なくするような実験計画を立てていきましょう!