医薬品の合成に初挑戦!

今日の1年生は午後から基礎化学実験でした。今日の実験テーマは『アセチルサリチル酸の合成』。
アセチルサリチル酸は別名アスピリンといって、身近なところではバファリンなどに使用されている
解熱鎮痛剤の有効成分です。この成分を化学的に合成し、精製し、分析するのが今日の目的です。

私が実験室を訪れたときには、アセチルサリチル酸の合成反応はすでに終了し、H君とT君ができた
物質をろ過しているところでした。
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H君「これがバファリンなどに入ってるんですか」
ドラ「バファリンの半分はやさしさが入ってる、ってCMをしていたから半分はアセチルサリチル酸
   かな?いやいや本当は330ミリグラムしか入ってないんだけど」
H君「そうしたら他の成分は何が?」
ドラ「大半は錠剤に固めるための糖やデンプンだね。あと胃を保護するための成分も入ってるらしいね。」

…など実際の医薬品中での利用のされ方なども話ながら実験を進めていきました。単に合成してみたり
分析してみるだけでなく、自分の生活の中でどう利用されているかを理解することで、実務に対する
イメージも膨らんできたと思います。まだこれから1年半以上学生生活は続きますが、毎日一歩ずつ
分析技術者として成長していって下さいね!