環境分析化学実験

二年生 資源分析化学科では、環境分析化学実験が行われました。
大気、水質、土壌など環境に関する分析技術を身に付ける実験です。
学校の前の川(大川)から水をサンプリングし、その中に
アンモニアがどれだけ含まれているか分析をしていました。
ひときわ楽しそうに実験をしていたM君(写真右から2番目)にインタビューしてみました。

M君は、高校の授業で地球環境化学を学び、そこから環境に興味を持ちました。
「化学の歴史を振り返ると、私たちの生活を豊かにしてきた一方で、
地球環境に公害をもたらしてきたという背景も忘れられず、
今後同じことを繰り返さないために、地球を守っていきたい」
と高校時代に強い志を持ち、本校に入学しました。
本校入学後、M君はその志の実現に向けて努力し、難易度の高い国家資格である
公害防止管理者」を取得しました。

また、今回の実験に関して、M君曰く
「初めて学ぶ方法であり、使用する分析器具も
今までに使ったことがないものなので楽しいです」、
「蒸留の仕組みが分かって、とても勉強になった」などの感想を語り、
とにかく楽しみながら、実験操作方法を修得している様子が伝わってきました。
写真は、M君が予習のために書いたノートです。

次週の環境分析化学実験では、卒業研究で必要な操作方法を学べるため、
それもまた今から楽しみだと、期待している様子でした。