夏休みを有意義に過ごす!
今日はお盆休みの企業が多いようで、本校のある天満橋は普段より静かな
様子でした。
本校には、全国各地から大阪に来て分析化学者を目指し学んでいる学生も
多くいるので、お盆には帰省している学生も多いようです。帰省している
学生は、地元で家族や友人と楽しい時間を過ごしていることでしょう。
お盆休みのちょっと静かな雰囲気の一日ですが、校内にはそれぞれ目的を
持った多くの学生が登校していました。
夏休み、学生たちの目標は?
資料室では、学生たちが机を囲んで話をしていました。
写真の彼らは、資源分析化学科の2年生です。
彼らは、後期に実施する卒業研究について話し合っていました。
実験のスケジュールや実験方法などについて夏休み中に集中して、
グループでいろいろと話合いをしてきているとのことで、
チームワークは抜群です。
写真のJ君(左の学生)は、水質分析をする企業から内定を頂いており、
来春から分析の仕事をします。
J君は、「卒業研究では、学校の前を流れる大川の水質調査に関する研究を
行うので、卒業研究をとても楽しみにしています。研究を通して分析化学
者としての技術を向上させたいです。」と言っていました。
今日は3人で話し合っていますが、
帰省中のメンバーとはメールなどで連絡を取っているそうです。
企業に入って仕事を行うには、チームワークが大切です。
その練習とも言える卒業研究でいろいろと学んで欲しいと思います。
卒業研究の準備だけでなく!
上の写真のJ君(左の学生)とM君(右の学生)は、すでに内定しているので、
夏休みを卒業研究の準備だけでなく、スキルアップのためにも使っている
ようです。
J君は「卒業研究以外では、公害防止管理者の資格取得にするために毎日
少しずつ勉強しています。資格取得に必要な5科目のうち、2科目について
は1年生の時に合格しているので、今年は残りの3科目に合格します!!」と
誓ってくれました。
一方、医薬品の中間体(原料)を製造する会社で勤める予定のM君は、
医薬品の品質管理で必要な知識を夏休みに勉強しておこうとのことで、
『日本薬局方』と呼ばれる医薬品に関する品質規格書の解説書をじっくり
と読んでいました。
M君は、
「日本薬局方の『通則』と呼ばれる部分を重点的に勉強しています。
『通則』と呼ばれる部分は、医薬品の品質試験を行う上で重要な部分と
先生からアドバイスを受けたので、この夏休みにマスターしたいです。」
と言っていました。
隣の机では・・・
隣の机では、生命バイオ分析学科の2年生も卒業研究について話し合い
を行っていました。その中には、医療からだ高度分析学科の2年生もいま
した。
その理由は、医療からだ高度分析学科の学生は『課題研究』を行うからです。
『課題研究』とは、4年制学科の医療からだ高度分析学科の2年後期に
行われ、2年間で卒業する生命バイオ分析学科の卒業研究に期間限定で研
究します。自分が興味を持っている卒業研究テーマを3項目選び、約1ヶ月
間ずつ3期にわたって、選んだ卒業研究班の一員となって実験に取り組み
ます。
医療からだ高度分析学科2年のKさん(上の写真右から2人目)は、
「4年生の卒業研究発表会で先輩の立派な発表を聞いて、自分も先輩のよう
にしっかり研究できるようになりたいと思いました。
そのために、課題研究では受け身になるのではなく、それぞれの卒業研究
班で積極的に行動したいです。課題研究ではいろんな事を吸収して、4年
生で取り組む卒業研究で生かしたいです。」
と課題研究に対する意気込みを語ってくれました。
医療からだ高度分析学科の学生も課題研究で目的を持っていろいろな分
野の様々な研究を体験し、知識や技術、さらに研究の進め方を学んでいく
ことでしょう。
学生たちはお盆休みの期間も今日も目的を持って夏休みを行動していま
した。それぞれの目標を叶えるために友達同士でお互いに刺激しあい、有
意義に過ごしているようです。
By Mac