夏休みはまだまだ続く!『今しかできないことを』それぞれの過ごし方

本校の夏休みは、約40日。
連日このブログでは学生たちの夏休みの様子をお届けしていますが、
それぞれの学生たちは、「せっかくの長期休暇!今しかできないことに専念したい」と
熱い思いをもって過ごしているようです。

この夏の暑さに負けないよう、のんびり体を休めることも大切ですが、
夏休みのような、まとまったお休みは、いろいろなことにチャレンジできるチャンス。
そのチャレンジの方向性も、学生によって様々ですので、今日はその様子をご紹介しましょう。


プレ社会人体験!『インターンシップ体験』で人間磨き!

下の写真に写っているスーツの学生は、3年生医療からだ高度分析学科(4年制学科)のM君。
彼は、この夏休み、約3週間のインターンシップに取り組んでいます。
インターンシップとは、企業で実際に働かせていただきながら、
「社会人として技術面・人間面において必要なこと」を肌で知ることができます。
夏休みは授業や実験がありませんので、
みっちりと現場で経験を積ませていただくことができます。

3週間のインターンシップのうち、始めの1週間が無事終わったということで
学校に報告に来たようです。
「どうや?ちゃんと頑張っているのか?」と
担任のMac先生と、これまで様々なアドバイスをしてきたぽてと先生が
気になる様子で彼を質問攻めにしていました。

彼は今、化粧品や医薬品の安全性評価を行う企業でインターンシップをさせていただいており、
その評価試験の様子を間近で見させていただいているそうです。
「安全で高品質なモノ作り」という化学者の大切な使命を今後背負う彼にとって、
この現場で働かせていただくことはとても良い刺激になっているのだとか。
実は彼にとってインターンシップ体験はこれが2回目。
以前は様々なオイルの製造・開発をしている企業にお世話になりましたが、
こうして経験を積むことで、
「社会人にとって、報連相(報告・連絡・相談)がいかに大切かということや、
 現場で求められることを察知し、自ら動くことの重要性を日々実感しています。
 今まで先生からもたくさん指導されてきたけれど、実感が伴うと
 卒業までにしっかり成長しないと!という気になります。」
と話していました。

スーツを着ているせいでしょうか?
1週間前より、ちょっと大人びて見えた(気がする?)、M君でした。
さあ、あと2週間、しっかり成長してくださいね!

テニスに燃えた、夏!次は全国大会へ!

さて、連日このブログでもご報告している関西専門学校テニス選手権の結果ですが、
今日は順位決定戦が行われました。
気になる本校学生の順位は・・・11位入賞!おめでとう!
先日のブログでもお伝えしたように、
2年生命バイオ分析学科のT君は、この結果をもって全国大会出場の切符を手にすることができました!

やりきったぞ!というT君の爽やかな笑顔をどうぞご覧下さい!(笑)

「この大会に出場する選手は、スポーツ系の専門学校学生も多いですし、
 実験や講義などに忙しくて練習量が少ない中、勝てたことは自分にとってとっても大きいです。
 応援してくれた家族、部員、教員の皆さんのおかげです。
 試合中、テニスの神様が降りてきたみたいでした(笑)。
 全国大会は夢の場所だったので、行けることが素直に嬉しいです!
 (レベル高いのは分かっているので)まずは、一勝したいです。」
と意気込みを語ってくれました。
また、勝てた秘訣を分析化学者の卵らしく、分析してみると?との質問には、
「うーん・・・小さくても、大きくても、目標を立ててコツコツと頑張ること、かな。」とのこと。

身体作りのこともあって、食品関係(製造分野)に興味を持つようになったため、
テニスと同じように、今後は就職活動も頑張りたい、と
今後の豊富も語ってくれました。

Tくんは昨年の関西専門学校秋季テニス大会でも優勝した実力の持ち主。
その躍動っぷりでテニスと分析化学、両方の夢を勝ち取って欲しいですね!


新学期に向けて、学生が使いやすい環境づくりを。「図書委員会」活動中!

続いて覗いたのは、レポート作成や調べ物に欠かせない、化学系の資料やPCが揃った部屋「コミュニケーションルーム」。
目に飛び込んできたのは、山積みにされた書籍です。

その傍らで、パタパタと走り回っているのは、図書委員会のメンバーたちです。
重そうな書籍の束を手にした、委員長の4年生のKさんに何をしているのか聞いてみると・・・

「古い書籍を整理して、新しい書籍と入れ替える作業です。
 夏休み以外の期間もコツコツと活動していましたが、休み時間や放課後だけでは
 なかなかまとまった時間がとれませんから…。夏休みは有志が集まって作業しているんです。」とのこと。
「こんなふうに使いやすい空間にしたい!」という夢が彼らにはあり、
それを実現するためにこの休暇を大いに活かしているようです。

そういえば、と見てみると、たくさんの資料が、今まで以上に細かく分野別に分類されており、
学生が即座に求める本に手を伸ばせるように工夫されていました。
学生が使う空間だからこそ、学生たちのちょっとした発想・提案が大いに効いているようです。
自分のために、だけではなく、皆のために、というこの活動、素敵ですね!


このように学生たちは、めいめいの思うような夏休みの過ごし方をしているようです。
口では「暑いー」「バテたー」などと言いつつ、
目標に向かって活動している学生たちの表情のなんと頼もしいことか!(笑)

上の写真はボランティアやアルバイト、読書などに勤しんでいるという、
1年生の女学生たち。
(先日からご報告している、道頓堀川水質調査のために登校していたのでした。)

技術や知識の上での成長ももちろん大切ですが、
人間的にも一回りもふた回りも大きくなった学生たちに夏休み明けには会えそうです。(^^)
本校学生の「熱ーい」夏休みはまだまだ続きます。

byアビー