分析化学を通じて繋がる人・伝統・技術!!

分析化学を通じて繋がる人

今日は滋賀県立甲南高等学校の廣浜先生が、
本校にお見えになりました。
来校された理由は「化学分析技術者」についての
出前授業と実験会(本校教員が高校に伺い講演や
授業をします。)についてすくろーす先生と打ち
合わせのためです。


甲南高等学校の廣浜先生とすくろーす先生です。

廣浜先生は進路指導をご担当しておられますが、
甲南高校でバイオと化学系に所属している生徒さん
たちに、化学分析の業界の現状や卒業後の就職の
実態などを教えたいと考えていたところ、日本で
唯一の化学の専門学校である本校をとてもユニークな
学校と感じられていたそうです。
廣浜先生はそんなユニークな本校にぜひとも講演
して欲しいということでした。

廣浜先生と本校の繋がりには、なんと分析化学者として
活躍している本校卒業生がいます。その卒業生は、
26期生のKさんで、現在水質の分析企業で分析化学者
として活躍しています。Kさんは以前、甲南高等学校に
水質関係の社会人として高校生に分析化学を伝える
プレゼンテーションをする機会があったそうです。
その中で本校のこと話したそうです。

Kさんは卒業後もすくろーす先生と交流があるとの
ことで、打ち合わせの中でKさんの話に花を咲かせて
いたそうです。

さらに、廣浜先生は、現在、甲南高校出身の
生命バイオ分析学科1年生に在籍しているY君の
こともよくご存知だそうです。
実験が好きなY君は、分析化学者を目指し、日々、
分析化学の知識や実験技術を磨いています。


右が生命バイオ分析学科1年生のY君です。

打ち合わせの中で、Y君のについての話題になり、
分析化学者に向かって頑張っている様子お伝え
しました。廣浜先生はY君の頑張っている様子を
聞いて嬉しそうでした。

出身地も年齢も全然違う卒業生と在校生でも、
分析化学を通じて実は繋がっているんですね!
この繋がりを大事にしていきたいです!

卒業研究の折り返し中間発表!

本日行われた卒業研究の様子を見てみると、
実験をするだけではなく、発表や要旨の作成など、
中間発表の準備が行われていました。
中間発表とは卒業研究の中間地点で行われ、
担当の先生だけではなく、担当以外の先生に
進捗状況を報告することで、客観的に次に
何をする必要があるのか、研究の方向性は
正しいのかを確認する場です。



臭いの研究をしている生命バイオ分析学科2年生の
N君が、担当のましおか先生と中間発表の要旨の
確認をしていました。要旨とは、論文の中で最も
重要で、読む人に一番伝えたい内容を書くところです。
N君は、「測定はできたけれど、その解析がまだできて
いないので、中間発表までに解析してまとめていきます。」
と、次にやることを明確にして、計画を立てていました。


医療高度からだ分析学科の4年生は、分担して
実験をしながら発表の資料を作っていました。

卒業研究の中間発表は、研究の目的や意義を
明らかにし、第三者に簡潔に説明できる能力を
身に付けることや、実験方法のまとめ方や
データ処理などのパソコンに関する基礎力の他に、
発表に慣れることを目的としております。


卒業研究のテーマによっては、これまでの
卒業生の研究を引き続いて行っている研究も
あります。先輩たちが行ってきた研究を、
さらに良い研究になるように、そして次に
繋いでいけるように頑張っていきましょう!
われわれ教員もしっかりサポートします!

先代の思いを繋ぐ!

所変わって講義棟の大教室では、放課後に
環境委員会の1年生と2年生の役員が集まって
いました。


本校学生の課外活動の一つに環境委員会が
ありますが、「道頓堀川水質調査」を始め、
学校周辺の清掃活動、学内でのプルタブや
ペットボトルキャップの回収活動、実験室の
実験器具の整理など、様々な活動を行っています。

伝統ある環境委員会を次の世代へ受け継いで
行くために、次の班長を決めているところでした。
環境委員会には水質班、清掃班や企画班の3つの
班が軸となっておりますが、他にもたくさんの役割が
ありますが、一年生たちは自分から立候補して
どんどんと班長が決まっていきました。


次回の道頓堀川水質調査から、新班長は上級生と
二人三脚で伝統を教わりながら行っていく予定です。
次の道頓堀川水質調査を楽しみにしてください!


by アクア