分析化学で社会貢献!!

医薬品分野で社会貢献

4年生の卒業研究の様子を紹介します。
4年生は週に4日間、1年間じっくり時間をかけて卒業研究に取り組みます。

写真は、4年 医療からだ高度分析学科のKさん(写真左)とO君(写真右)です。

Kさんと、O君の卒業研究チームは、発がん物質を分解する菌を、
私達の身近にある食品等から、見つけることを目的にしています。
Kさんは、医療を通じて社会に貢献したいという強い思いを持ち、
本校に入学をしてきました。因みに、Kさんは製薬会社に内定が決まっています。
そして入学後、3年半、分析化学や医薬、バイオ等の知識や技術を身に付け
卒業研究に取り組んできました。
「問題解決に必要な知識や技術が自然に身に付いていたため、問題が生じても
 チームで協力して、乗り越えることができました。」
卒業研究を振り返った感想を、Kさんが聞かせてくれました。

身近にある食品等から、発がん性物質を分解する菌が見つかれば、
その食品を摂取することで、がん予防に繋がります。
卒業研究に取り組める期間は残り3ヶ月程度ですが、社会貢献できる
結果を導き出すことを楽しみにしています。

環境改善で社会貢献

本校の卒業研究は、本番を迎えるまでに、その研究内容が本当に
妥当なのか、様々な角度から沢山の教員が確認をして、軌道修正をしつつ
研究を進めて行きます。そのために、研究の中盤で一度中間発表を行います。
その発表を来週に控えた2年生の研究チームが、
今日、自主的に集まり打合せをしていました。
このチームは、アマモの生息環境に関する研究をしています。

研究の詳しい内容は、以下のURLをご覧下さい。(以前にブログで紹介しています。)
http://d.hatena.ne.jp/bunseki/20130611/1370995091

10名の学生が集まり、研究をしているのですが、そこには共通の思いがありました。
それは、「地球環境を守りたい。」という思いです。
全員がその目的を持ち、本校へ入学してきました (チームにより、その目的は様々です。) 。

2年 資源分析化学科のH君(写真右から2番目)は、
「チーム内で、研究をする上で問題や予期せぬ結果が出ることも
今までに有り、不安に思うことが多くありました。
しかし、一人で取り組んでいるのではなく、
皆で取り組んでいると思えたので、安心して研究ができました。」
と研究に対する感想を聞かせてくれました。

これからもどのような結果が出るかは、分かりませんが、
これまでに培ってきたチームワークで乗り越えていってほしいです。

分析化学の楽しさを普及

10月25日(金)に、すくろーす先生と一緒に、
大阪府立門真なみはや高等学校に出前授業に行ってきました。
その時の様子は、以下のURLをご覧下さい。
http://d.hatena.ne.jp/bunseki/20131025

その日に対応頂いた先生と、生徒の皆さんから大変嬉しい
お手紙を今日いただきました。


その内容は、
「子供の頃に戻ったようにワクワクしました。」
「テレビでしか見たことのなかったことを、
実際に見ることができて嬉しかったです。」
「化学に親近感が湧き、もっと知りたいと思いました。」
「マジックのような実験に、ほんと驚かされました。」
「自分の兄弟にも見せてあげたいと思いました。」
などなど、沢山の感想のお手紙をいただきました。

これからも、化学の楽しさや、社会における重要性を沢山の人達に
伝えていきたいと思いました。

by せんぱい