「分析化学」で拓く未来

最高の結果を、一番伝えたいみんなに報告!

昨日行われた
(一社)大阪府専修学校各種学校連合会主催の
『19才のプレゼンテーション』にて、
本校学生が大阪府知事賞を受賞!

その余韻が続く中、今日はその
『19才のプレゼンテーション』での快挙について、
2年生以上の学生全員の前で改めて報告されました。
(『19才のプレゼンテーション』についての詳細や、本校学生の活躍についてはこちら→http://d.hatena.ne.jp/bunseki/20131212


昨日は、化学への思いや
「分析化学者として社会に貢献したい!」という思いなどをプレゼンし、
見事に大阪府知事賞に輝いた
2年生命バイオ分析学科の金子さん。
学生みんなの前で改めて表彰されると、
少し照れくさそうです。


かりめろ校長からは
「今回はみんなが受賞したのと同じ」と、
今回金子さんのプレゼンテーションを支えてくれた
2年生以上の学生スタッフに労をねぎらいました。
また、プレゼンテーションが行われた昨日は、
卒業研究が行われており、
金子さんを含めた学生スタッフが抜けた穴を、
他の学生が協力して補いながら、研究が進められていました。
つまり、
他の大勢の学生の協力があっての受賞でもあったのです。金子さん以上に、
他のみんなの方が誇らしそうに
受賞報告を聞いていたようにも見えました。
昨日、今日の経験を、
これからの人生に是非活かしてほしいと思います。
(受賞報告の様子はツイッターでも→https://twitter.com/bunsekikagaku

そして実は、
『19才のプレゼンテーション』での本校学生の入賞は、
昨年に引き続いての2年連続!
またそれは他の専門学校は一度も成し遂げておらず、
本校が初めての2年連続受賞であったとのことです。
この「伝統」を、
次の1年生達には
是非とも引き継いでいってほしいと思いますし、
期待しています!
(昨年の模様はこちらから→http://d.hatena.ne.jp/bunseki/20121210

化学でできることって…、いっぱい!八尾市立龍華中学校・出張実験会

今日は私とせんぱい先生とで出張実験会に対応しました。

対象は中学1年生とあって、
元気いっぱい。実施した内容は以下の通りです。

1.化学講演「化学者って?〜分析化学〜」
2.体験実験「君も魔法の杖を使ってみよう!『分析化学者体験』」
 ・うがい薬でマジックに挑戦!さらに魔法の杖をGET!
 ・魔法の杖で科学捜査!(1)血痕検出
 ・魔法の杖で科学捜査!(2)指紋検出

化学講演は、
身近な生活を支える製品や環境が
「分析化学」と密接に繋がっていること、
「化学」がいろんな職業に繋がるということを知るものでしたが、
みんな椅子をプロジェクターにできるだけ近い所まで持ってきて、
熱心に聞き入っていました。


(熱心にメモを取る姿も見られました)

そしてお待ちかねの実験です。

「うがい薬でマジックに挑戦」では、
色んな食品に含まれる「ビタミンC」を検出する実験に
チャレンジしました。

用意された食品のどれにビタミンCが含まれているか、
色の変化で簡単に見分けることができます。

まるでマジックのように、
茶色から綺麗な青色に一瞬で変化していくのを見て、
各所で歓声が上がっていました。
身近な食品を分析し始めると、
「うわー、きれい!」
「思った通りや!」
と色々な声が聞こえてきました。
これが「分析化学」の力、
いわば「魔法の杖」です。

こんな化学という「魔法の杖」を使って、
今度は科学捜査にもチャレンジします!

まず、
血痕検出に使われるルミノール反応の実験。
ルミノールに血痕中に含まれる鉄分が反応すると、
ピカッと光ります。
これは化学発光と言い、
昨日の『19才のプレゼンテーション』で行った実験も、
この化学発光の一種だったのです。

今日の実験では、
血液の代わりに、鉄分を含むタンパク質を加えてみました。
すると…、青白い光が!

幻想的な化学発光を前に、
生徒のみなさんのテンションは最高潮!
まさに化学の不思議を感じる実験となりました。


そして指紋の検出にもチャレンジ!
ニンヒドリン反応という反応を使ってのチャレンジです。
結果は…、
指紋が赤紫色に浮き出てきました!

この指紋検出の方法は、
紙などについたものを検出するために考えられた方法です。
みんな元気いっぱいで好奇心も旺盛でした。
時間制限ギリギリまで、
指紋検出に何度もチャレンジしていました。

これで彼ら、彼女らももう立派な「科学捜査官」?


最後にアンケートを書いてもらいましたが、
「楽しかった」
「実験を体験できてよかった」
というコメントがほとんどでした。
また、
「もっといろんな興味がわきました」
というコメントもありました。
そして、中には
「スポーツ選手とかよりも分析化学者のほうがかっこよく思えました」
というコメントも…。
なんだか、少し照れくさいですね…。
しかし、こんなにも楽しんで、
そして化学に対して興味を持ってもらえたのが
何よりもうれしいです!

将来は、ここにいる誰かが、
「科学捜査官」そして「分析化学者」として、
社会で活躍し、
そして未来を切り拓いてくれるとうれしいですね。

byあおひげ