引き継がれる知識と技術!

こんにちは、アクアです!
本日は大雪でしたが、多くの学生が来ていましたので
その様子をご紹介します!

2年生から1年生に引き継がれる知識と技術!

先日のブログでも紹介しましたが、本日も
道頓堀川水質調査の実験が行われました。
先日の様子はこちらから↓
http://d.hatena.ne.jp/bunseki/20140213

道頓堀川水質調査は、環境委員会が主体となり、
本校の学生が課外活動の一つとして、毎年4回、
道頓堀川の水質を調査しています。今年度は
10年目、今回で39回目となり、引継ぎを終えた
1年生が中心となり行っています。


本日の実験は、道頓堀川から採取した水の中に
含まれる菌数を数える実験でした。


今日の調査項目の責任者であった生命バイオ分析学科
2年生のT君が、菌が存在するかを調べる方法を、
実際のサンプルを手に取り説明をしています。

さらに次年度のリーダーの生命バイオ分析学科
1年生のO君に、得られた実験結果をどのように
考察したらよいか指導していました。


これまでのリーダーと新リーダーのツーショット!
左が2年生のT君、右が1年生のO君です。

2年生のT君は、「去年の自分は、分からないこと
ばかりで先輩に指導してもらう立場でした。その
自分が一年という短い期間の中でも、先輩の指導の
おかげもあって知識を身につけることができ、
いつの間にか指導する立場になりました。この
経験は、自分の自信となり、さらに行動力に繋がり、
誰よりも行動できるようになったと思います。」と、
自分の成長を後輩に伝えていました。

1年生のO君は、「来年には、自分が今の先輩の
ように、後輩に指導できるようにしっかりと知識と
技術を引き継いでいきます!」と、2年生に向けて
やる気あふれる返事をしてくれました。

4年間の道頓堀川水質調査を振り返って

2年生のT君と1年生のO君が引継ぎを行っている
その後ろでは、かれらのやり取りをを見守る姿が
ありました。


一番右の学生が、医療からだ高度分析学科
4年生のF君です。

F君は、1年生から4年生まで環境委員会に
所属し、4年間欠かさず道頓堀川水質調査の
水質班で微生物について調査してきました。

そんなF君は、道頓堀川水質調査を4年間続けた
ことを振り返りながら次のようにコメントしています。

「1年生のときは分からないことばかりで、先輩に
実験方法を聞いてただその通りに実験を進める
だけでした。2年生になると教える立場になり、
ただ実験するだけではなく手順の改善や、実験を
時間内に出来るように調整し、少しでも良くなる
ように考えることができました。さらに3年生や
4年生になると、実験操作やノウハウを教える
ことに力を入れ、新入生の成長を見守ってきました。」


F君は、4年間続けて道頓堀川水質調査に参加
してきましたが、継続してきたことには強い思いが
ありました。

F君は農芸高校出身で、高校で微生物や食品に
ついて学び、バイオや医療に携わる仕事に就きたい
と考え本校に入学してきました。高校のクラブ活動で
校内に流れる川の水質調査をした経験もあり、本校の
環境委員会で道頓堀川水質調査を行っていることに
魅力を感じたことも、入学を決めたきっかけになったそうです。

そんなF君に4年間道頓堀川水質調査を続けてきて
良かったことを聞いてみました。

「まず、実験が好きなので、実験が少しでも多く
出来てよかったです。特に医療からだ高度分析学科
では、水質調査のような環境系の実験がなかった
ので、学科の専門外の実験をすることができて
良かったです。
また、水質調査を通して、学年や学科を超えての
つながりができ、いろいろな話ができました。
水質調査が無ければ他学年と話をする機会はあまり
無かったのではないでしょうか。
他に何が良かったかと聞かれると答えることは
難しいです。全てが良かったので(笑)」。
と、4年間続けてきた感想を話してくれました。


10年間の道頓堀川水質調査の歴史は、学生たちに
よって改良が重ねられ、先輩から後輩への思いが
つむがれています。現役生は先輩たちの期待を受け、
技術の向上を目指し、次の現役生に引き継ぐことが
できるようにがんばっていきましょう。


by アクア