外部評価が歴史をつなぐ

■国家資格の外部講習最終日
先週の木曜日から始まった3つの国家資格の講習も今日が最終日でした。

いつもは座って講義を受ける姿の写真ばかりがこのブログで掲載されてきましたが、
今日は装置を使った実技講習のため、普段とは異なった雰囲気でした。

実技講習前に主催者である大阪府職業能力開発協会の講師の先生方とお話をする機会がありました。
講師の先生方は、「本校の学生は、毎年、真面目に受講しているので、教える側としても熱が入ります。
また、今日の実技講習は企業に入ってから自分の身を守るため、そして職場の仲間を守るために
大切な内容なので、しっかりと覚えて帰ってほしい」とおっしゃっていました。

ここだけの話ですが、主催されている協会の方からは、
「本校の資格受講生の資格合格率はとても高いですよ!」
と言われました。
普段の開催している講座の合格率に比べると2倍近く、合格率が高いそうです。
「やはり、普段から化学物質に慣れ親しんでいるから理解しやすいのですね!」
と言っていただけました。
合格証は2週間後位に届きますが、多くの学生が資格を取得できていることを
楽しみにしています。

今年も受講させていただいた資格の講習は、一般の方にも開講されていますが、
受付が開始されるとすぐに定員に達するというほど、とても人気のある資格なのです。
しかし、本校の場合は、この資格を毎年、主催団体のご配慮で、本校の学生のためだけに
受講日を設けて頂いています。
これは、例年多くの学生が受講を希望することと、
学生の受講態度が良いことも評価されているためです。
今年の結果から、来年も続けて講習を実施していただけるそうです。

■夏期休暇も残り4日
来週火曜日から平日に通学する学生たちの授業・実験が再開されますが、
我々教員も授業・実験の準備を行っています。

今日はみなと先生が天秤の調整を行っていました。
実験で必ず使用する天秤ですので、普段から清潔にしておくこと、
そして正しい値が量れるように調整しておく必要があるのです。
みなと先生は学生が使う姿を想像して、有意義そうな表情で調整を行っていました。

先ほど、資格の団体講習について紹介しましたが、その講習終了後に
生命バイオ分析学科1年のI君が担任のはんなり先生を訪ねてきました。

I君は福祉関係の大学に通っていたのですが、福祉の仕事では自分に対して一人の人を
助けることはできますが、多くの人を助けることができないと思ったそうです。
そのため、本校で分析化学の勉強を行い、将来は医薬品などを開発・製造する企業で
働くことで多くの人を助けたいと思っているそうです。
後期からスムーズに学生生活を始められるようにするため、
これから始まる授業や実験の予習の質問に来たそうです。

彼らの夢をかなえるために、教員もバックアップしていきます。

■本校の周りには歴史がいっぱい
国家資格の団体講習を行っていただいた建物は本校の近くにあります。
その建物の中には、周辺から出土された歴史的な物品も公開されています。


写真は豊臣時代の大阪城の跡から出土されたものだそうです。
歴史に興味のある方は本校周辺を散策してみてください。
その後、化学に興味のある方はぜひ、本校へも訪ねてみてください。

火曜日に学生たちに会えることが今から楽しみです。

by バッテン