後期授業開始!学生たちはこの日を待っていました!

夏休みが明け、本校では今日から後期授業が始まりました。

2年生は、5月頃から準備を進めていた卒業研究がいよいよ始まるとあって、
実験室を覗くと、やる気に満ちた表情に出会うことが出来ました。
実験を行っていたのは、有機テクノロジー学科の卒業研究チーム。
学生たちに少しインタビューしてみました。

こちらは、ミカンの皮に含まれている油成分である「リモネン」を使って、
高分子を合成するという研究を行っているチーム。

S君(写真右から2人目)
「これまでの実験は、テキストの実験方法に従い、
 ある程度結果が分かっている状態で行う実験でしたが、
 卒業研究では、そうした経験を踏まえて自分たちで一から実験を計画し、
 そのとおりに行くかどうかをワクワクしながら実験で確認出来るので、本当に楽しみです。」

M君(写真右から3人目)
「卒業研究発表会、そして卒業論文の提出は半年後ですが、
 そのときに、全員笑顔で達成感を感じられるように、チームで協力しつつ頑張りたいです!」


次に、「アミノ酸分析方法の確立」という
分析方法自身の検討を行うこととなった卒業研究チームにお邪魔しました。

A君(写真右から2人目)
「卒業研究のガイダンスは2年生に進級してすぐに行われ、後期に向けて準備を進めてきたのですが、
 これまでのテキストどおりに行う実験と異なり、実験方法から自分たちで組み立てたので、
 実は、本当に自分達でやっていけるか心配でした。
 しかし、今日実際に分析機器に触れて実感が湧いたことでその不安も和らぎ、
 半年間の研究が楽しみになりました。みんなと協力して頑張っていきたいと思います!」

どの学生も、やる気に満ちた表情で、半年後の彼らの研究成果とともに、
一人ではなく、チーム内で研究を行うことによって、
社会人にとって必要な力も身についた成長した姿を今から期待しています。





一方、1年生は?というと。。。

まずは、資源分析化学科と有機テクノロジー学科の教室へお邪魔しました。

1年生の後期には、合計8つの分析機器が使えるようになるのですが、
今日は、その実験である『機器分析化学実験』のガイダンス日でした。

私が入室した際には、あずみ先生が「原子吸光光度計」についてガイダンスをされていました。

後期に初めて学ぶ分析機器もあれば、この原子吸光光度計のように、
前期の授業ですでに学んだものも登場します。
ですから、前期に学んだ内容を覚えているかどうかを学生に確認するといった
復習の形で授業が進められていきます。

ガイダンス終了後に、午前中からいろんな分析機器の原理や実験方法の説明を受けて
どうだったか3人の学生にインタビューしました。

有機テクノロジー学科O君(写真左)
「今日のガイダンスは、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
 それだけ、楽しかったということでしょうね。
 僕は、有機化合物に興味があるので、ガスクロマトグラフィーで
 そうした物質を分析することが、今からとても楽しみです!」

資源分析化学科Y君(写真中央)
「今日のガイダンスで説明を受けた分析機器のほとんどが、
 前期にあった就職職行事『企業見学会』の見学先の企業で説明をしてもらっていたので、
 何を分析するために使うものなのか?というのがある程度分かっており、聞きやすかったです。
 また、実際に企業で使われている分析機器をこれから自分たちが扱えるということで楽しみです!」

資源分析化学科M君(写真右)
「前期の授業で学んだことがこの実験でも結構出てくるので、 
 まずはしっかりと復習しないといけないなぁと感じています。
 幸い、来週はシルバーウィークなので、勉強できる時間が結構取れるので、頑張りたいと思います!」

どの学生も、やる気に満ちた表情で、
次回から分析機器を用いた本格的な実験が出来ることを心待ちにしている様子でした。






こうした後期から始まる授業や実験を楽しみにしているということはもちろん、
会えなかった友達との時間も、学生たちは当然心待ちにしていたようです。

1年生の生命バイオ分析学科の教室を覗くと、
帰るのが名残惜しそうに、男子学生たちが楽しそうにワイワイと話をしていました。

「ブログにこの楽しそうな様子を掲載したいので、写真を撮らせてくれる?」

とお願いすると、学生たちは、急にわさわさと動き出し。。。。。
結果としてこんな感じの写真になりました(笑)。

これだけでとっても楽しそうですよね。

ちなみに、この5名のうち、間に挟まれた3名は九州や中国地方出身の学生。
夏休みは実家に帰ったようですが、地元の友達からは、「関西に染まるでないぞ!」と
釘を刺されたようです(笑)。
故郷を、そして故郷の友達を大切にするのと同時に、ここ、大阪に来て、
新しい友達と過ごす時間も、彼らにとって大切になってくれたのだと嬉しく思いました。

byすくろーす