化学の知識は分析分野で力になる!分析のプロから在校生へ

今日は、今年度3回目の化学実務駅伝という就職行事を開催しました。
化学実務駅伝では、卒業生が活躍している企業に依頼し、
企業の概要や分析現場の様子を実際に分析業務にあたられている
担当者様からお話いただきます。
在校生にとっては、将来の自分の働く姿をイメージすることができる
貴重な時間です。

今年度の過去2回の様子は、こちらのブログをご覧ください。
6/22(水) http://d.hatena.ne.jp/bunseki/20160622
9/28(水) http://d.hatena.ne.jp/bunseki/20160928/1475078036

本日お越しいただいたのは、
アース環境サービス株式会社 彩都総合研究所 分析センターより、
センター長のI様(前列中央)と、
昨年度に卒業した33期生のO様(前列左)、I様(前列右)です。

大塚製薬アース製薬をはじめとする大塚グループの企業で、
食品・医薬品・化粧品・容器包材工場等での異物混入防止、微生物汚染防止、
病院での院内感染防止を目的とした総合環境衛生管理業務などをされています。

分析される対象物は、何か分からない小さな異物や、
目には見えない微生物や遺伝子、他にも植物や昆虫に至るまで、
様々なものがあるそうです。
このような試料に対して、国際標準の高い技術で分析をされています。

現在、本校の卒業生5名がこちらの企業で働いています。
微生物分析や分析機器を用いた異物分析の業務で活躍しています。
今年度も学生を採用いただきました。
それが写真後列の2人で、左から生命バイオ分析学科のFさんとSくんです。

講演が始まると、センター長のI様からは、
最初にこのようなスライドを出され話を始められました。

「みなさんが学んでいる化学は、いろいろなものを分析する上で、
非常に大切な知識です。今、学べることをしっかりと勉強してください。」
と、微生物や遺伝子といったバイオ分野であっても、
基礎となる化学の知識が必要であると、ご自身の豊富な経験を踏まえて
お話いただきました。

そして、さまざまな分析現場の様子を写真で分かりやすく
説明いただきました。

続いて、卒業生のI様とO様からも、
卒業して半年が過ぎ、今思うことを緊張しながらも
丁寧に話していただきました。


在校生に最も近い社会人の先輩からのメッセージは伝わったと思います。
化学の勉強もしっかりとしながら、
報告・連絡・相談が大事、積極的に取り組む姿勢が大事と、
普段から学校でしていること、
教わっていることを頑張ってくださいというお話でした。

今日は、本当に貴重なお話をたくさん聞くことができました。
在校生のみなさんは、是非、明日からの学校生活に活かしてもらいたいと思います。
ご講演いただいたアース環境サービス(株)のみなさま、
ありがとうございました。

By ぽてと