企業での経験を伝える授業

本校では、平日の学科には通学できない社会人や大学生等を対象とした、週末(土曜・日曜)開講の
「分析化学応用学科」を設置しています。この学科は、平日の学科で学ぶ専門分野を総合的に学べる
特徴もあります。また、週末だけの通学ですが、以下は平日の学科と同様です。

 ・2年間で卒業が可能
 ・毒物劇物取扱責任者化粧品製造業責任技術者化粧品総括製造販売責任者
  国家資格を卒業と同時に取得することが可能

このコースに在籍する学生は、高校を卒業後すぐに入学される方はもちろん、社会人の方も少なく
ありません。社会人の方は、現職でのスキルアップや技術職への転職を考えている方、事業拡大を
考えている経営層の方以外に、就職活動を見据えて技術力を高める目的で大学生も入学しています。
環境・材料・バイオ・食品・医薬品・化粧品・有機合成等について総合的に学ぶことができるので、
就きたい仕事の分野が決まっていない方が、学びながらその方向性を決めていくこともできます。
このように多様な目的に対応するため、このコースは学年定員20名の少数精鋭で開講しています。

今日は2年生の授業を少し、見学しました。科目は「生産工学概論?」で、担当講師は
H谷先生です。このH谷先生は、サランラップや“イヒ”で有名なA化成で研究開発と
技術者の育成などに長年従事されていた、いわば「現場を知る先生」です。私あずみは、
15年以上、一緒に仕事をしていますが「次の技術者を育成したい」という思いが強く、
H谷先生は自身の経験談を交えながら授業を進めていました。

企業の現場を知る先生も含めて、土曜・日曜開講の分析化学応用学科には、一人ひとり
異なる入学目的を叶えるためのエッセンスが少なくありません。今後も、継続して紹介
していきますが、学生たちは、このエッセンスを最大限に活用して欲しいと思います!

by あずみ