実学・実務・実践!

bunseki2005-09-30

 本日は、応用分析化学科2年生の卒業研究の指導担当の日でした。私が担当している卒業研究グループは、最近さまざまな企業から商品化されている光触媒酸化チタンに関する研究を行っています。
卒業研究が始まってから試料の調製を行っているのですが、今まではなかなか思うような調製が出来ませんでした。しかし、学生が必死で文献などを検索して工夫を重ねたおかげで、調製方法のある程度の検討が出来ました。そこで新しく「次にこんな試薬を入れてみて、色の変化があると思うから調べてみよう!」とアドバイスを行ったところ、学生から「今まで実験を行ってきてわかったことですが、この試薬を入れるのではなく別の試薬の量を増やしたらよいと思う。」という返事が返ってきて、実験を実際に行ってみるとその通りでした。私の感覚としてこのような結果になると思っていたことでも、実際に実験をしている学生にとっては体験を通しての感覚を持っており、この実践経験は将来必ず役に立つと思います。
 私は、まさに学校の教育方針である「実学・実務・実践」が学生教育に役立っていると感じました。
by ぼん・ぼん太