炎の卒業研究

原子吸光の炎

今日は1限目に化学分析コース1年生の「機器分析法Ⅰ」を、その後は2年生の「卒業研究」を担当しました。
2年生の卒業研究では、各グループが様々な分析機器を用いています。写真はフレーム原子吸光光度計です。フレームとは日本語で「炎」のことです。(詳しくは知りませんが、最近フレームというバンドもあるそうですね。)写真からもオレンジ色の炎が判ると思いますが、サンプルに含まれる元素によってフレームの色が異なります。簡単にいうと、この炎の色と濃さを原子吸光光度計が識別しているのです。
1年生の機器分析法Ⅰでは、ガスクロマトグラフィー(GC)について勉強しました。ガスクロマトグラフは、揮発性の有機化合物を分析する装置で、農薬や大気の分析によく用いられます。就職活動の際に「あなたはGCを使うことができますか」とよく問われるほどなのです。次週は実際上の注意事項について話したいと思います。

by 英国チャレンジャー号