本日は生物化学の授業

顕微鏡

生物化学というと、生物の授業として捉える人もいると思いますが、実はれっきとした化学です。たとえば、生物学の世界では、生き物の最小単位は細胞であるという考え方ですが、生物化学では、最小単位はあくまで原子や分子というレベルなのです。つまり、生き物自身も、細胞の中の遺伝子も、体の中で起こっている反応も、すべて化学式で説明していけるということなのです。従って、食品も医薬品もすべては体の中では化学物質として様々な反応をしていきますので、化学的に理解することは、バイオの分野では必要不可欠なことなんです。
今日も、授業終了時に何名かの学生が質問に来ました。実は、こうして学生が質問に来るというのは全く珍しくなく、必ず授業が終わったらいろいろな学生が、いろんな質問をしに来ます。このように、学生が能動的に学ぶ姿勢を見せてくれると、双方向のやりとりが出来ている感覚がつかめ、次回の授業ではこんな話をしよう、こんな例を出そう、とこちらも熱が入ります。知識を単に丸暗記するのではなく、学生が自ら知る楽しさに目覚めるような授業を目指し、日夜あーでもない、こーでもないと教案づくりに余念のない毎日であります。
byすくろーす