分析の作法

bunseki2005-11-01

今日は生命バイオ学科1年生の定量分析実験でした。私の担当は「キレート滴定」という、色々な金属をキレート錯体というものを作ることにより定量する方法です。本校で行っている「キレート滴定」は、カルシウム・マグネシウム・アルミニウム・銅の4つ金属を定量する操作になっており、様々な試薬を使う上、時間がかかるため、実験が終わるのは本校の授業終了時間ぎりぎりになることが多く、少し失敗してしまうと終了時間を越してしまうこともあります。そんな中でも学生達は、しっかりとした分析技術を身につけるために、最後の掃除まで気を抜くことはありません。分析とは、する始めもきれいに、終わった後もきれいにしないとそれだけで不純物の誤差が生じるため、掃除を終えて終わったことになります。清掃する学生達の姿を見ながら、着実に分析技術と分析の精神が身についているなぁと感じました。
by スマイル戦士

今日は1年生の生命バイオ学科の機器分析化学実験の日でした。
写真は液体クロマトグラフィーにより得たデータを検討している風景です。
この機器分析化学実験では、液体クロマトグラフィー以外にも様々な種類の分析機器の原理だけでなく、実際に触れて自分たちのものにする実験を行います。

私が担当した実験では、学校の前を流れる大川の水を採取し、その水の濁度を計測する実験を行いました。大川の水は思っていたよりは、濁度が低かったのですが、これが大川の水をきれいだと裏付ける証拠とはなりません。なぜなら、様々な菌や微生物の存在が有るからです。

機器分析化学実験は始まったばかりですので、学生達はこれから様々な分析機器をマスターしていくことになるでしょう。
そして、2年生になってからは自分がマスターした分析機器を用いて卒業研究を行っていくことになります。
その日を楽しみにしています。

by バッテン