寒波到来

今日は本校のある大阪でも一番の冷え込みでした。日本全国から学生の集まる本校では、朝から「もうダメ、寒すぎる」と言う九州・沖縄方面出身の学生や「まだまだこんな寒さ序の口」といった表情の東北・北海道方面出身学生と様々です。
そんな中、今日1年両学科の機器分析化学Ⅰと1年生命バイオ学科のデータ解析法Ⅰを担当しました。
データ解析法では、今日から『検定』と言う単元に入りました。これは品質管理や実験データの解析にはなくてならないものです。
本来なら100mg含まれている成分が検査をしたときに105mg含まれていることが分かったら、これは差があるのでしょうか、ないのでしょうか。偶然多少の差が出ることはありますが、この差は意味のある差なのでしょうか。ちょっとの差なのでたいした差ではないという人もいれば、そうでない人もいます。でも分析の結果が個人によって異なったら困りますよね。この判断の仕方を定めたのが検定です。
今日は最初と言うこともあって少しとっつきにくかった人が多かったようですが、臭気判定士環境計量士の資格を目指している学生は先に勉強していたようで、授業の後で質問に来てくれました。臭気判定士に出てくる推定や検定の問題は癖がありますが慣れると簡単になります。
いい結果を聞かせてもらえることを期待したいと思います。

by ドラ一郎