身近な生活用品が実験道具に変身!

ストッキングが実験道具に変身!

化学実験てカタカナの実験機器や器具をたくさん使わないと出来ないもの…と思っていませんか?
実は身近な生活用品を実験道具に利用することもあるのです。
生命バイオ学科の卒業研究で使っている実験道具の1つは…なんとストッキングです!
この班の研究では微生物の作った柔らかーくてもろーい物質(バクテリアセルロースという物質です)を乾燥させて観察するのですが、この物質の水気を切るのに丁度いい道具がなかなかみつからず、頭を痛めていました。普通、化学実験で水気を切るといえば「ろ紙」という目の粗い紙を使うのですが、それだとその物質がこびりついて取れなくなってしまうおそれがあったのです。ある程度の細かさの網目構造のもので、それごと乾燥させても簡単に物質が取り外せて再利用が効くもの…「あっ!!ストッキングだ!!」彼女たちの思いつきは正解だったようで、実験はスムーズに進み出しました。
化学実験はなにも設備の揃った実験室でしか出来ないものばかりではありません。家庭にある身近な生活用品を用いて新鮮な発見をすることは可能です。本校HPでは家庭で手軽に出来る実験集を掲載しています。秋の夜長、ご家族と一緒に化学実験に挑戦してみませんか?→http://www.bunseki.ac.jp/naruhodo.html

by アビー