化学分析コース 卒業後の進路

金属元素が得意な原子吸光計

今週は、2年生の「機器分析実験」を担当しました。今回は吸光光度法と原子吸光法のガイダンスを行いました。1年生の時に、授業「機器分析法Ⅰ」で原理を学んだ上に、実験ですでに使用した機器と言うこともあり、うなずきながら聞いている姿には心強く感じました。機器分析は様々な分野の企業や研究施設で用いられています。次回からの実習が楽しみです!

土日だけで学ぶことが出来る「化学分析コース」には、例年様々な目的をもった方が入学してきます。最も多いのが化学系、分析系の就職・就職を目的とされる方です。彼らの経歴は、高卒は勿論、大検、文系並びに理系の大学卒、社会人経験者、現役社会人など、まさしく十人十色です。
その他には、日本で唯一化学の実技試験を伴う国家資格「化学分析技能士」や、環境系の国家資格の最高レベルに位置する「環境計量士」などの資格取得が目的の方、お子さんが手を離れ再就職を目指されている方、会社の業務命令で通学している方、正社員での就職を目指す契約・派遣社員の方などが在籍しています。なかには、平日コースと同様に、大学3年次編入学にチャレンジする方もいらっしゃいます。

今日は、大学3年次への編入学を目指す方を集めて、ガイダンスを行いました。昨年も某国立大学の環境系学科に3年次編入学を果たした化学分析コースの学生がおりました。彼は、本校での授業・実験以外には過去問ぐらいしかしていませんでしたが、1年生中には、偶然にも同じ大学の同じ学部、学科を視野に入れている方もおりました。
本校には、毎年様々な大学、学部、学科から募集要項が送られてきます。1年生はこれから目指す大学、学部、学科を考えていくことになりますが、自分自身が何の勉強をしたいのかしっかり考え、進路を決めて欲しいと思います。その為には出来る限り相談にも乗りたいと思います。


by 英国チャレンジャー号