異常ピーク出現！

今日は化学分析コース２年生の卒業研究を担当しました。まだまだ本実験を本格的に開始するまでには至っていませんが、自分たちに研究実験において必要とする基本操作や基礎反応を確かめ実験プロセスに間違いがないか、スムーズに行えるか、問題が発生しそうなプロセスはどのあたりか等を確かめていました。
各グループともこの予備実験レベルではまず問題ないであろうと思っていた矢先、リコピンに関する研究を行うグループの分光光度計を使った予備実験で出るはずのないピークが出ました。それも予備実験用の全サンプルからです。これはいったいなんだ！と一同大騒ぎです。分かり難いかもしれませんが写真はその時のピークが現れたところを指しているものです（真ん中のピークがそれです）。指導教官のＭ先生も首を傾げられていましたが、明日の実験でこの不明なピークを解明するとのことです。
このように予備実験とは言え、計画を十分に立て、実験準備や操作に間違いがなくても、予想もしない結果が現れるものです。しかしそれを失敗とはせず、なぜ？と言う疑問を持って解明することで、あとの実験がスムーズにいったり、新しい発見があったりするのです。
リコピンのグループもこの異常ピークを正確に解明してほしいと思います。そして、こっそり教えて下さいネ。

ｂｙ　トトロ