分析技術の習得

アルミニウム−オキシン錯体

今週は、土曜日に化学分析コース1年生の「定量分析実験」を担当しました。

今日は重量分析の4週目。働きながら学ぶ「化学分析コース」とはいえ、本校で初めて実験を学ぶ学生も多いため、最初の頃は精密天秤の校正や使い方に戸惑っていましたが、誤差が0.1%程度と、非常に良好な実験結果をたたき出していたグループもありました。隣で鉄の重量分析を担当している別の先生も、驚いていました。(写真はアルミニウムとオキシンの錯体を定量用のガラスフィルターで吸引ろ過しているところです。)重量分析は目的物質をダイレクトに測定するため、最も確実な分析方法です。この分析で用いる精密天秤は、各種分析法や機器分析でも基準となるデータを出すのに用います。しっかりマスターして欲しいと思います。

日曜日は、化学分析コース2年生の「卒業研究」を担当しました。まだまだ各種操作や分析方法をトレーニングしているところですが、1年生とは違い、自分自身で求めたデータを用いて、考察、議論していくことを学びます。1年生の時から学んできた知識、技術をより確実なものにして、実践力を付けていきます!

by 英国チャレンジャー号