すくろーす先生の正体が授業で明らかに!?

bunseki2007-10-22

今日の1限目は1年生の「生物化学」の授業でした。生物化学では、「生物はどのような物質でできているのか?」、「生体内ではどのような反応をしているのか?」ということを化学の視点で学びます。
今日は「糖質と酵素」についての授業を行いました。皆さんは、ご飯の主成分「デンプン」も、繊維質「セルロース」も糖ファミリーというのをご存じでしたか?それもデンプンとセルロースのどちらも実はブドウ糖だけでできているということを・・・。それではこの2つの物質の何が違うかというと、違いはブドウ糖同士の手のつなぎ方。それだけで、一方は食べれて一方は食べれない。食べれるかどうかは、消化できるかどうか。この違いは私たちの持っている「酵素」によって決まります。つまり、デンプンを分解する酵素は持っているけれど、セルロースを分解する酵素は持っていないので、セルロースは消化できないということになります。ということは・・・もしセルロースを分解する酵素を持っていたら、「あぁ〜お腹空いた。ちょっとレポート用紙食べよかなぁ〜」「それよりティッシュぺーパーのほうがおいしいよ!」「それより化学の教科書のほうが・・・」(^^)ゞ。。。な〜んて言ってると、こんな話には学生の反応は早い。瞬く間にざわざわっと学生同士で妄想の世界がそこかしこで広がりました。私は笑い話でも何でも、習ったことを自分のモノにしてこそできる話というのは、単なる暗記よりも脳裏に焼き付く感じで身に付く上に、「じゃあこういう場合はどうなるんだろう?」と新たな疑問が湧き、それが未知なるものへの知識欲につながったりと、案外大事だと思っています。
また、授業の後半では私の名前「すくろーす」も登場しました。学生に「せんせの日記を読んでる人はすくろーす先生が誰なのか、そしてどうしてすくろーすなのかが分かりましたね?」と問いかけると、「なるほど!」という顔をした学生がちらほらと。おぉ結構読んでるじゃん!
※ちなみに「すくろーす(スクロース)」は蔗糖とも呼ばれ、皆さんが使われる「砂糖」の主成分です。
byすくろーす