客観的に見ることが第一歩

質問することで発表が上手に

卒業研究は、テーマを考え実験方法まで学生自身が考えます。しかしグループ内だけで考えていると、どうしても自分たちだけで納得してしまい、必要なデータが欠けていることに気が付かないこともあります。

そこで、自分たちの研究を発表し、他の学生から意見を聞く中間発表会が、先月から毎週行なわれていました。

今日は、私の指導する卒研グループの発表でした。当初予想していた結果と異なり、とても面白い結果が出て自信満々だったのですが、たくさん質問が出てまとめるまでに解決しないといけない問題がいろいろ見つかりました。

中間発表会は、発表しないグループにも得るものがたくさんあります。

企業見学会などで質問するときと同じですが、中間発表会では、一歩引いて客観的に他のグループの研究内容や発表方法を観察することができます。そのため発表を見ながら、自分だったらどんな点を再検討するか、ここを調べておいた方が良いのでないか、こう発表したらもっと分かりやすくなるのでないか、などと客観的に考えることにつながります。

今回発表しなかったグループも、質問を聞くことで今後データをまとめるまでに必要な事や、発表方法で注意する点に気が付けます。

中間発表会は今日で終了ですが、きっと中間発表会の経験を踏まえて卒業研究発表会では見違えるほどすばらしい発表になっているでしょう。