カナダ通信★

カナダ通信★
こんにちは。カナダは日本と時差が−17時間ということですので、実は今日はまだ2月26日(火)ですが、日本時間に合わせてカナダ通信をお送りまーす!
さて、短期留学に参加している学生たちは、早くも約1週間をカナダで過ごしたことになります。週末はホストファミリーの計らいで、観光名所、ショッピングモールなど、ガイドブックに載っている主要個所すべてを車で案内してもらったり、カナディアンアイスホッケーの試合観戦も連れて行ってもらったようです。また、食べ物もおいしいということで、特にチョコレートなど甘い物好きなSさんには天国だそうです。一方、敢えて学生2名だけでダウンタウンまで散策に行ったT君とH君など、それぞれの形でカナダ生活を満喫しているようです。




さて、今日は午前中は化学英語の授業でした。トピックスは「地球温暖化」と「水素電池」。日本で習った化学反応式なども登場し、彼らにとっては英語がぐんと近くに感じた時間のようでした。通常の英語のクラスでは男性のM先生に教えてもらっていますが、この化学英語だけは、専門用語がバンバン出てきますので、先生も化学専門で女性のK先生に教えてもらっています。





明日は午前中はUBC(ブリティッシュコロンビア州立大学)の実験施設見学に、午後からは英語のクラスがあります。また、明後日は午前中の英語のクラスのあと、グランビルアイランドへ観光アクティビティに参ります。併せて報告しますので、お楽しみに!

byすくろーす


■日本では実験会

さて、日本の様子を続いてアビーがご報告しまーす。
同日、日本分析化学専門学校では、「実験による化学・バイオの仕事体験」というテーマで実験会が開催されていました。この実験会は文部科学省の委託を受けて実施されたものであり、ニートやフリーターと言われる方々に、再び社会に出るきっかけを持っていただくことを目的としています。内容は、
1.身の回りの化学体験実験(ナイロンを作ったり、野菜からDNAをとったり、身近な題材をもとに生活と化学が関わっていることを実感)
2.機器を用いた分析化学実験(簡単な分析機器を使って川の汚染状況を調べる技術を知る)
3,身の回りの微生物検査(私たちの生活を衛生的に守るためにバイオ技術が大活躍!)
の大きく分けて3つのテーマで実験を行い、そのあと短い講演を行いました。
これらのプログラムを通して、実は私たちの生活から遠い存在ではなく、いかに身の回りにあふれ、重要であるかを感じていただき、かつ、化学が得意な人だけではなく、実験が好きだったり物事に「ハテナ」と感じることこそが化学者の素質であり、参加者の方はリラックスした様子で実験を楽しんでおられましたので、今日感じたその思いこそが社会を守ったり、発展させることが出来る鍵なのだと気づいていただけていればいいなぁと思っています。
by アビー