カナダ通信★#2

bunseki2008-02-29

さてさて、昨日と今日のカナダからの報告をさせていただきます!
◎昨日(朝から雨で夕方は先が全く見えないくらいの霧でした。)
午前中にバンクーバーのUBCキャンパスに位置するトライアムフ(TRIUMF)国立研究所という施設を見学に行きました。この施設は、素粒子物理学複合施設で、世界最大のサイクロトロンをもっているため、世界各国の研究者たちがこの施設を利用しているそうです。各研究内容については、なかなか難しい内容ですが、ここで得られた研究結果は、新規物質材料の開発や、放射線に関する基礎研究、放射線を利用した癌治療などに利用されています。

◎本日(朝は少し曇っていましたが、すぐに快晴に!日向に立っていると暑いくらいでした。)
午前中は、SFUのキャンパス内で英語のレッスンでした。


午後からは黄色いスクールバスに乗って観光です。まずは、ノースバンクーバーのキャピラノ吊り橋で大自然を満喫したあと、バンクーバーのグランビルアイランドでお買い物と街の建物の雰囲気を楽しみました。今日はコートもいらないくらいの大変な快晴で、山深い吊り橋の観光はとっても気持ちよく、学生たちはカナダの自然を満喫していました。




明日は終日英語のレッスンです。学生に英会話について少しインタビューしたところ、K君やH君は、カナダに来た時は何を話しているのか聞き取ることは全くできなかったけれど、今は、何を言っているのかだんだん聞き取れるようになってきたことが嬉しいと言っていました。しかし、その一方で自分のボキャブラリー無さを痛感し、今は壁にぶち当たっていると話していました。カナダ生活もあと残すところ約1週間余り。学生たちが積極的にいろんなことに興味を持ち、たくさんのことを自ら吸収して成長して帰国してほしいと願っています。
byすくろーす

卒業の日まで全力投球


すくろーす先生の日記を読むとカナダへの短期留学中の学生たちは、日々たくさんのことを吸収して成長しているようですね。もしかしてホームシックになったりするのでないかと思っていたのが、まったくの杞憂であったようです。

さて、日々成長しようとしているのは、カナダに行っている学生たちだけではありません。

今日は、来年度の卒業研究テーマ提出締切日でした。そのため資料室には、普段にも増して多くの一年生が集まっていました。

そんな一年生たちの中に、現二年生の姿がありました。もうすぐ卒業式を迎えるはずなのに、何やら真剣に勉強をしておりました。まだ卒業が決まっていなかった?

聞けば、今週末に受験する「環境計量士」の試験勉強だそうです。

環境計量士」の資格とは、汚染・騒音・振動・有害物質などの量を正確に分析するためのを専門知識と経験を持った技術者であることを証明する国家資格です。この資格を持った人が分析した結果は、公式な分析結果として開発や環境行政などさまざまな重要な決定に利用されます。近年環境への関心の高まりから、この資格の重要性がますます高くなっています。

二年生後期の授業が終わり、後は卒業式当日を迎えるばかりという一番のんびりと出来る期間ですが、そのような何も予定のない時期だからこそ集中して資格取得に向けて勉強する向上心に感心しました。結果の発表は卒業してしまった後になるでしょうが、ぜひ「合格しました!」という吉報をもって遊びに来てもらいたいですね。

by めざせ関西人!