入学式の舞台裏

bunseki2008-04-11

一昨日の新入生点呼、昨日のオリエンテーションに引き続き、いよいよ今日は入学式です。今日は個別に学生に触れあっていませんので、教職員の立場に立った一日の流れをご紹介しまょう。
まずは恒例の沿道の清掃です。会場の近くには阪神電車の駅が二つあります。どちらから降りて歩いてもだいたい同じくらいの距離ですが、私たち教員は、姉妹校・環境学園専門学校の教員と二手に分かれ、学生を気持ちよく迎えるために、会場までの道のり、ゴミ拾いをしながら歩きます。「時を守り場を清め礼をただす」。現在、尼崎市の教育長になられた環境学園専門学校の元校長が実践されていたことが、いまだに慣例になって、生きづいている活動です。
ゴミ拾いの後は全体の打ち合わせ。私の挨拶の後、準備物、当日の流れの確認などを行い、それぞれのポジションにつき、新入生、新入生の保護者、在校生、ご来賓などをお迎えします。
そしていよいよ10時の開式。国歌斉唱、校長式辞、新入生宣誓、来賓祝辞、在校生歓迎の言葉、対面式の後、記念撮影という流れで進みます。私は挨拶の締めくくりに、「1億2千7百万分の114という奇跡の確率を大切にして欲しい」という言葉を添えました。毎年この時期使っている言葉ですが、ほぼ同じ職業をめざす人たちが、年代、出身地、経歴を越え集まるということ自体、必ずや将来の財産となるはずです。学生たちは居眠りすることも雑談することもなく、式は滞りなく終了しました。

その後は両校教職員の昼食会。両校教職員が親睦を重ね、名残惜しいものの3時頃散会となりました。ここでだいたい解散ということになりますが、この後のことをちょっとバラしますと、本校教職員のほとんどが、途中下車してカラオケに行くことになりました。約3時間の先生方の熱唱は、いつかぜひ学生たちにも聞かせてやりたいですね。最後は少しの酔いもありましたが、全員で手と手を重ね、「分析ぃー、ファイト!!」というコールで締めくくりました。2年間、学生をしっかり育てて行こうという熱い気持ちが一丸となった瞬間です。
こうした表に出ない物語も重ねながら、私たちは今日も学生指導のため走り回るのです!
by かりめろ