つながってた!

内定した二人と私

今日は私の担当するビジネス実務の授業がありました。毎回この授業では、冒頭に最近のニュースについて、私の私見を交えて解説するということをやっていますが、今日はニュース解説ではなく、若者の中退に対する問題を取り上げました。大学ではほぼ4人に1人が中退しているという実態があるからです。
実は私にも中退ではありませんが、学生時代あることを挫折した経験があります。もう30年も近く前のことですが、未だに後悔している、というより、この年齢になるにつれ後悔しだしたというのが正解です。ここで細かくは触れませんが、この私の実例を紹介し、少なくとも本校学生は途中で挫折しない、しそうになったら一緒に問題を解決しようとメッセージを送り、私とのホットラインを結ぶことになりました。多くの学生は賛同していたように思います。その後の授業は、本校でめざすべき資格についての紹介を行いました。やはり資格取得は学生の関心事。授業が終わってからも質問が絶えませんでした。
また、放課後の時間を利用して、年に一度の「消費者生活センターによる講演会」を実施しました。若者を狙った詐欺、マルチ商法などを避けるためには、どんな手を使って来るのか、敵の手の内を知ることが最大の予防策。学生たちは自分のことと捕まえて真剣に聞いていたようです。
さて、もう一つ卒業生のお話。6年前に卒業したSさん。製薬系企業に就職して地元九州に帰ってましたが、近年、結婚したとの音信が聞こえてきました。その彼女から今日メールが。昨年、とある自動車メーカー系列の会社から、材料の技術開発の求人を初めて頂きました。そして今年、2名の在校生の内定が実現しました。本校にその求人を持って来て頂いた会社の方の部下が、何とそのSさんのご主人で、現在は愛知県在住と!聞くと、Sさんは数年後に転職、そこでご主人と知り合い、その後ご主人が愛知県の今の会社に転職。遠距離恋愛の後、Sさんはご主人の待つ愛知県へ。ご主人の上司が、何と大阪の母校に求人していたというお話です。分析化学をキーワードに、全国レベルでつながってますねー!嬉しい出来事でした!
by かりめろ